堀江 秀史/著 -- ホリエ,ヒデフミ -- 白水社 -- 2020.3 -- 910.268

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 910.2/テ020 0115823924 一般図書   貸出中

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 1 0

資料詳細

タイトル 寺山修司の一九六〇年代
書名カナ テラヤマ シュウジ ノ センキュウヒャクロクジュウネンダイ
副書名 不可分の精神
著者 堀江 秀史 /著  
著者カナ ホリエ,ヒデフミ
出版地 東京
出版者 白水社
出版者カナ ハクスイシャ
出版年 2020.3
ページ数 554p
大きさ 22cm
内容紹介 同時代を生きる人々に大きな影響を与えた詩人・寺山修司。ことばでの表現を軸として、演劇や映像その他の芸術諸ジャンルで多くの仕事を残した寺山を総合的に捉え、その行動原理を浮かび上がらせる。全著作一覧付。
NDC分類(9版) 910.268
ISBN 4-560-09750-2
ISBN13桁 978-4-560-09750-2
定価 ¥6800

目次

序章 寺山修司論の現在
  一 受容史と従来研究の様相
  二 本書について
第Ⅰ部 壜詰の世界
第一章 空っぽのアパート
  一 土地という指標
  二 先行する寺山伝記
  三 寺山修司小伝
第二章 ダイアローグ
  一 テーマ論の困難-その作家性から
  二 方法の深化-評論から対話へ
  三 ダイアローグとは何か-『戦後詩』(一九六五年)を中心に
第三章 <私>論の形成
  一 <私>論と寺山受容-先行論たち
  二 「独創」への懐疑
  コラム1 寺山修司蔵書公開の意義-時代性の検証に向けて
  三 虚構と現実
  四 記憶あるいは歴史
  五 身体
  六 <私>たちのダイアローグ-自己遡及的批評へ
第四章 ふたりぼっちのわたしに
  一 ロミイとは誰か
  二 挿入短歌十三首で紡ぐ物語
  三 映画と短歌の表現論
  四 ロミイとともに
第Ⅱ部 クロスジャンルの道程
第五章 ラジオをめぐるジャンル考
  一 放送分野と人文学-NHKアーカイブスでの調査について
  二 ラジオドラマの分類
  三 ラジオの供する内容と作品のアイデンティティ
  コラム2 資料体の設定-ラジオドラマ研究の方法論について
第六章 見出されるジャンル
  一 「夢」と「現実」-二つの『一匹』
  二 詩と映画-映画『拳銃よさらば』と鼎談「シナリオと演出」(一九六〇年)
  三 シナリオ性の探究-雑誌『シナリオ』における実践
  コラム3 『寺山修司の戯曲』(思潮社)について
  四 絨毯に播かれた吸殻-歌曲『木の匙』(一九六四年)の幸福
  五 テレビとラジオ-『一匹』のテーマ
  おわりに
第Ⅲ部 世代間のダイアローグ
第七章 歴史語りへの抵抗
  一 次世代からの眼差し-四方田犬彦『ハイスクール1968』(二〇〇四年)における思い出語りの陥穽と効用
  二 日本映画史における寺山修司
第八章 誰でもなかったころ
  一 影響関係とオマージュ
  二 篠田正浩との交感
  三 メディアの変遷による語り直し-小説、漫画から映画『少年時代』(一九九〇年)へ
  四 一九三〇年代生まれの共同体
  五 オマージュの要件たち
終章 詩人とその宇宙観
  一 横時間と縦空間
  二 ボルヘスと寺山
  コラム4 出生日と出生地
  三 時を亘る詩人