山本 健介/著 -- ヤマモト,ケンスケ -- 晃洋書房 -- 2020.2 -- 227.9

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 227.9/ヤ020 0115823973 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 聖地の紛争とエルサレム問題の諸相
書名カナ セイチ ノ フンソウ ト エルサレム モンダイ ノ ショソウ
副書名 イスラエルの占領・併合政策とパレスチナ人
著者 山本 健介 /著  
著者カナ ヤマモト,ケンスケ
出版地 京都
出版者 晃洋書房
出版者カナ コウヨウ ショボウ
出版年 2020.2
ページ数 5,296p
大きさ 22cm
一般件名 パレスチナ問題 , エルサレム
内容紹介 ますます混迷を深めていくエルサレム問題、そしてその中核に位置する「聖地の紛争」。争いはいかに始まり、どのように続いてきたのか。パレスチナ人の視点を軸に、複雑化する紛争の多様な貌を照らし出す。
NDC分類(9版) 227.9
ISBN 4-7710-3284-2
ISBN13桁 978-4-7710-3284-2
定価 ¥6200

目次

序章 聖地の紛争とエルサレム問題の捉え方
  はじめに
  1 パレスチナ問題のなかの聖地とエルサレム
  2 聖地の紛争の変遷と今日の様相
  3 紛争分析におけるパレスチナ人の主体性
  4 パレスチナとエルサレムの地理的概要
  5 本書の研究方法
  6 本書の構成
第Ⅰ部 パレスチナの聖地と紛争を捉える土台
第1章 パレスチナ問題と複宗教聖地
  はじめに
  1 パレスチナにおける聖地群の概観
  2 聖地と聖性の動態
  3 聖地と都市社会
  おわりに
第2章 パレスチナ問題の諸相と紛争の定義
  はじめに
  1 パレスチナ問題の形成と発展
  2 政策分析の概念としての入植・植民地主義
  3 紛争定義の枠組みとしての入植・植民地主義
  おわりに
第Ⅱ部 紛争下における聖地の位置づけの変質
第3章 オスマン帝国期・英国委任統治期の聖地と宗教的・民族的シンボル性
  はじめに
  1 ステイタス・クオ原則の誕生
  2 英国委任統治期の聖地問題
  おわりに
第4章 第三次中東戦争以降の聖地と対立の管理/潜在化
  はじめに
  1 ハラム・シャリーフ/神殿の丘のステイタス・クオ原則
  2 イスラエル政府にとってのエルサレム問題と聖地
  3 パレスチナ人のステイタス・クオ理解
  おわりに
第5章 「オスロ合意時代」の聖地と領域支配をめぐる権利論争
  はじめに
  1 オスロ合意と聖地
  2 ヨルダン・イスラエル和平とパレスチナ人の立場
  3 文化遺産・遺跡の改修と聖地の梅利論争の浮上
  4 和平交渉における聖地
  おわりに
第6章 2000年代における聖地と実態レベルの紛争の進展
  はじめに
  1 イスラエルによる一極支配の形成
  2 ステイタス・クオをめぐる認識のギャップとその表面化
  おわりに
第Ⅲ部 現代のエルサレム社会と聖地の紛争の動態
第7章 オスロ合意後のエルサレムとパレスチナ社会
  はじめに
  1 イスラエルの占領・併合政策
  2 エルサレムをめぐるパレスチナ人の政治
  3 アクサー・インティファーダ以降の東エルサレム
  おわりに
第8章 聖地ハラム・シャリーフ/神殿の丘とパレスチナ人の宗教・社会生活
  はじめに
  1 イスラエル領内のイスラーム運動とエルサレム
  2 2000年代のエルサレムにおける占領と聖地アクセスの連関
  3 聖地へのアクセス権の護持と都市社会の存続
  4 聖地の多様な活用とその社会的機能
  5 エルサレムの再興へ向けた実践
  おわりに
終章 変質する紛争と多様化する争点
  はじめに
  1 紛争が辿ってきた道筋と現在地
  2 紛争の長期化と「負のスパイラル」