三谷 博/著 -- ミタニ,ヒロシ -- 東京大学出版会 -- 2020.1 -- 210.59

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 210.5/ミ020 0115825838 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 日本史のなかの「普遍」
書名カナ ニホンシ ノ ナカ ノ フヘン
副書名 比較から考える「明治維新」
著者 三谷 博 /著  
著者カナ ミタニ,ヒロシ
出版地 東京
出版者 東京大学出版会
出版者カナ トウキョウ ダイガク シュッパンカイ
出版年 2020.1
ページ数 9,391,14p
大きさ 22cm
一般件名 日本-歴史-幕末期 , 日本-対外関係-歴史 , 明治維新
内容紹介 近世後期から明治維新にかけての日本を素材に、その普遍性と特殊性をとらえ、比較史の観点から考察。維新史研究の最前線を通じて、言語と史料の境界を越え、世界に開かれた日本史の可能性を示す。
NDC分類(9版) 210.59
ISBN 4-13-020157-5
ISBN13桁 978-4-13-020157-5
定価 ¥5000

目次

序論 日本史から普遍を求めて
  一 学界の国境分断
  二 意識的な比較
  三 明治維新の解剖
  むすび
第Ⅰ部 時間
第1章 安定と激変
  一 歴史への問い
  二 危機と儀礼
  三 複雑系の変化理解
  四 政治秩序の生成と崩壊
  むすびにかえて
第2章 長期的危機の予測と対応
  一 長期危機という問題設定
  二 紛争経験による泰平観の定着
  三 政策妥当性の反転
  おわりに
第Ⅱ部 空間
第3章 ナショナリズム
  はじめに
  一 対照的な史実
  二 理論的考察
  三 相互作用によるナショナリズムの出現
  四 記憶のダイナミックス
  五 ナショナリズムの相対性
  おわりに
第4章 周辺国の世界像
  一 「周辺国」の共通性
  二 日本
  三 朝鮮
  四 ベトナム
第5章 「アジア」リージョンの発明
  一 前近代の「世界」分節
  二 中華文明圏における「アジア」概念の導入
  三 「亜細亜」概念の意味転換
  むすびにかえて
第6章 外交規範
  一 外交儀礼の変更
  二 ペリー条約
  三 「アジアの外交官は噓つき」か
  四 多義性を基盤とする国際秩序の崩壊
  五 多義性の部分的残存
  むすび
第Ⅲ部 秩序
第7章 天皇即位儀礼の再編成
  はじめに
  一 即位儀礼の三段階
  二 孝明天皇の即位式
  三 明治・大正の変化
  むすび
第8章 尊攘イデオロギーの構造
  はじめに
  一 「国体」と対外論
  二 神話的祖型《「忠孝」の多重平行四辺形》
  三 歴史
  四 武と米穀
  五 英雄
  おわりに
第9章 「公論」慣習の形成
  はじめに
  一 初期条件
  二 幕末の変動
  三 維新
  四 政府と民間の対抗と協調
  おわりに
第10章 「公論」空間の創発
  はじめに
  一 公論空間の開闢
  二 紙面構成と編集方針の概観
  三 吉島時代の『評論新聞』
  むすびにかえて
第Ⅳ部 方法
第11章 証拠の吟味
  一 事件史と裁判
  二 歴史の通説
  三 証拠の再検討
  四 まとめと展望
第12章 研究史の反省
  はじめに
  一 幕末から明治初期の歴史編纂
  二 初期議会期の史料編纂と史論の流行
  三 政治史の成熟と偏り
  四 文部省『維新史』
  むすび
第13章 比較の試み
  はじめに
  一 期間と経過
  二 庶民と暴力
  三 ナショナリズム
  四 知的側面
  おわりに