佐野 真人/著 -- サノ,マサト -- 思文閣出版 -- 2019.10 -- 210.09

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 210.09/サ019 0115764656 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 古代天皇祭祀・儀礼の史的研究
書名カナ コダイ テンノウ サイシ ギレイ ノ シテキ ケンキュウ
著者 佐野 真人 /著  
著者カナ サノ,マサト
出版地 京都
出版者 思文閣出版
出版者カナ シブンカク シュッパン
出版年 2019.10
ページ数 6,389,16p
大きさ 22cm
一般件名 有職故実 , 日本-歴史-平安時代
内容紹介 天智天皇系皇統意識(新王朝意識)の見直しを出発点に、平安時代初期の桓武天皇朝・嵯峨天皇朝における儀礼の導入や整備、文徳天皇朝以降の儀礼の変遷や新たな儀礼の創出を考察。古代日本の儀礼秩序の構築過程を解き明かす。
NDC分類(9版) 210.09
ISBN 4-7842-1977-3
ISBN13桁 978-4-7842-1977-3
定価 ¥12000

目次

序論 本書の視点
  一 本書の目的
  二 本書の構成
第一部 桓武天皇朝の皇統意識再考と儀礼の導入
第一章 桓武天皇と儀礼・祭祀
  はじめに
  一 降誕から諸王時代
  二 光仁天皇(白壁王)の即位
  三 山部親王の立太子
  四 桓武天皇の即位
  五 平安遷都後の桓武天皇と怨霊
  六 石上社の器仗運収
  七 氏族と神祇の掌握
  おわりに
第二章 日本における昊天祭祀の受容
  はじめに
  一 郊祀に関する諸説
  二 冬至の郊祀と朝賀儀
  三 日本の昊天祭祀
  おわりに
第三章 奈良時代に見られる郊祀の知識
  はじめに
  一 『経国集』に残る天平三年(七三一)の対策
  二 知識としての冬至儀礼伝来と聖武天皇即位
  おわりに
第四章 山陵祭祀より見た皇統意識の再検討
  はじめに
  一 二つの皇統意識
  二 九世紀以降の天智天皇・桓武天皇に対する認識
  三 光仁天皇に対する認識
  おわりに
第五章 古代日本の宗廟観
  はじめに
  一 「宗廟=山陵」概念の再検討の必要性
  二 中国における「陵」「廟」の概念
  三 日本の宗廟概念
  おわりに
第六章 「不改常典」に関する覚書
  はじめに
  一 『続日本紀』に見える即位宣命の検討
  二 「不改常典」と「天智天皇の定めた法」の発言者
  おわりに
第二部 古代正月儀礼の整備と変質
第七章 天地四方拝の受容
  はじめに
  一 天地四方拝
  二 『礼記』の伝来と受容
  三 元旦四方拝への組み込み
  おわりに
第八章 唐帝拝礼作法管見
  はじめに
  一 日本における両段再拝の例
  二 『大唐開元礼』皇帝拝五陵における皇帝の拝礼作法
  三 山陵拝以外に見られる「再拝又再拝」の例
  おわりに
第九章 「儀仗旗」に関する一考察
  はじめに
  一 儀仗旗の受容
  二 『正倉院文書』に見える儀仗旗
  三 儀式書に見える儀仗旗
  おわりに
第十章 正月朝覲行幸成立の背景
  はじめに
  一 中国における朝覲
  二 正月朝覲行幸の整備と滋野貞主
  四 朝覲行幸の儀式次第
  おわりに
第十一章 朝賀儀と天皇元服・立太子
  はじめに
  一 天皇元服と朝賀儀の関係
  二 一条天皇の元服と朝拝(朝賀)
  三 後一条天皇の元服と朝賀
  四 朝賀儀における皇太子の奏賀
  おわりに
第十二章 延長七年元日朝賀儀の習礼
  はじめに
  一 『政事要略』所引『吏部王記』に見る朝賀習礼
  二 『西宮記』所引『醍醐天皇御記』に見る延長七年(九二九)の朝賀儀
  おわりに
第十三章 小朝拝の成立
  はじめに
  一 拝礼と日常政務の場
  二 元日朝賀儀と小朝拝
  おわりに
第十四章 皇后拝賀儀礼と二宮大饗
  はじめに
  一 皇后の正月儀礼
  二 拝賀儀と二宮大饗の関連性
  三 二宮大饗と大臣大饗
  四 拝賀儀から大饗へ
  おわりに
結論