太田 出/著 -- オオタ,イズル -- 名古屋大学出版会 -- 2019.9 -- 387

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 387/オ019 0115765398 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 関羽と霊異伝説
書名カナ カン ウ ト リョウイ デンセツ
副書名 清朝期のユーラシア世界と帝国版図
著者 太田 出 /著  
著者カナ オオタ,イズル
出版地 名古屋
出版者 名古屋大学出版会
出版者カナ ナゴヤ ダイガク シュッパンカイ
出版年 2019.9
ページ数 8,297,17p
大きさ 22cm
一般件名 民間信仰-中国 , 宗教-中国 , 中国-歴史-清時代
内容紹介 三国志の英雄・関羽への民間信仰の広がりと、近世国家による統治の不可分の関係を示すとともに、帝国版図の拡大にはたしたその役割を、ユーラシア諸民族とのせめぎあいや現地の神々との習合も視野に描き出す。
NDC分類(9版) 387
ISBN 4-8158-0961-4
ISBN13桁 978-4-8158-0961-4
定価 ¥5400

目次

序章 領域統合と民間信仰
  一 現代における国家と関羽信仰
  二 中国近世の民間信仰に関する研究
  三 清朝の統治構造、王権と宗教に関する研究
  四 本書の目的と構成
第一章 唐朝から明朝における関羽の神格化
  一 『三国志』『三国志演義』に見える関羽の義行と霊異伝説
  二 唐朝から元朝までの関羽の霊異伝説
  三 明朝における関羽の霊異伝説
  四 関羽の神格化と霊異伝説
第二章 清朝と関聖帝君の「顕聖」
  一 清朝における関羽の祭祀・封号と軍隊
  二 関聖帝君の霊異伝説の分析
  三 関聖帝君の顕聖と「われわれ」意識の共有
第三章 関帝廟という装置
  一 現代中国の関帝廟
  二 記憶・伝承装置としての関帝廟
  三 顕聖する空間としての関帝廟
第四章 「白蓮」の記憶
  一 恐怖の謡言をめぐる研究視角
  二 光緒二年の謡言(一)
  三 光緒二年の謡言(二)
  四 たぐりよせられる過去の記憶
  五 「白蓮」紙人の恐怖と関聖帝君の顕聖
第五章 清朝のユーラシア世界統合と関聖帝君
  一 乾隆帝と関聖帝君の顕聖
  二 新疆・チベット・台湾における関聖帝君の顕聖
  三 乾隆帝と関聖帝君・転輪聖王・ゲセル
第六章 清朝の版図・王権と関羽信仰
  一 十全武功の記憶化と版図の可視化
  二 清朝の版図と関聖帝君
  三 清朝皇帝の権威と関聖帝君
終章 国家と宗教
  一 中国近世における国家と宗教
  二 近世東アジアにおける王権と宗教
  三 近代国家と宗教