根津 朝彦/著 -- ネズ,トモヒコ -- 東京大学出版会 -- 2019.3 -- 070.21

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 070.2/ネ019 0115943987 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 戦後日本ジャーナリズムの思想
書名カナ センゴ ニホン ジャーナリズム ノ シソウ
著者 根津 朝彦 /著  
著者カナ ネズ,トモヒコ
出版地 東京
出版者 東京大学出版会
出版者カナ トウキョウ ダイガク シュッパンカイ
出版年 2019.3
ページ数 7,392,8p
大きさ 22cm
一般件名 ジャーナリズム-歴史
内容紹介 占領期を経た後、言論の自由を享受した日本社会で、ジャーナリストたちによって模索された言論・報道の歴史を組み込みながら、戦後日本ジャーナリズムの思想的財産を解き明かす。
NDC分類(9版) 070.21
ISBN 4-13-026249-1
ISBN13桁 978-4-13-026249-1
定価 ¥5200

目次

序章 戦後日本ジャーナリズム史の革新
第Ⅰ部 日本近現代のジャーナリズム史の特質
第一章 「不偏不党」の形成史
  一 言論の自由と自主規制の関係
  二 自主規制を固定化する「不偏不党」の形成
  三 「不偏不党」の行方とジャーナリズム文化
第二章 一九六〇年代という報道空間
  一 「偏向」攻撃の時代
  二 革新側の報道に向けられた圧力
  三 マスメディア経営陣と政財界の保守的ネットワーク
  四 言論の不自由をめぐる課題
第Ⅱ部 ジャーナリズム論の到達点
第三章 ジャーナリズム論の先駆者・戸坂潤
  一 戸坂潤の生涯
  二 ジャーナリズム論とクリティシズム
第四章 荒瀬豊が果たした戦後のジャーナリズム論
  一 ジャーナリズム研究の停滞
  二 現実と学問をつなぐ問題意識
  三 マスメディアとジャーナリズムの緊張関係
  四 ジャーナリズム史による批判の方法
  五 知性人という方位
第Ⅲ部 ジャーナリストの戦後史
第五章 企業内記者を内破する原寿雄のジャーナリスト観
  一 企業内記者の可能性
  二 共同通信社のデスク時代までの歩み
  三 権力監視とジャーナリズムの限界
  四 ジャーナリストの歴史研究の課題
第六章 「戦中派」以降のジャーナリスト群像
  一 敗戦後に歩み始めた記者たち
  二 安保闘争と一九六〇年代までの海外体験
  三 男社会における女性記者たちの試練
  四 編集現場の上司論という視点
第Ⅳ部 戦後ジャーナリズムの言論と責任
第七章 『世界』編集部と戦後知識人
  一 『世界』創刊と同心会
  二 塙作楽のいた編集部
  三 編集長吉野源三郎と平和問題談話会
  四 知的共同体の生成条件
第八章 清水幾太郎を通した竹内洋のメディア知識人論
  一 清水幾太郎の戦略的生涯
  二 メディア知識人の評価をめぐって
第九章 八月一五日付社説に見る加害責任の認識変容
  一 被害と加害の重層性
  二 忘却期(一九四五-一九六九年)
  三 模索期(一九七〇-一九八一年)
  四 定着期(一九八二-一九九五年)
  五 流動期(一九九六-二〇〇七年)
  六 言論と責任意識
終章 日本社会のジャーナリズム文化の創出に向けて
  一 ジャーナリズム史の方角
  二 ジャーナリストの主体性
  三 ジャーナリズム文化の前途
付録 近現代を結ぶメディアのキーワード
  一 戦前戦中までのキーワード
  二 戦後のキーワード