川喜田 敦子/著 -- カワキタ,アツコ -- 白水社 -- 2019.4 -- 234.075

※所蔵欄の「帯出区分」が「貸出禁止」のものや、「状態」が「在架」のものは予約できません。

※奄美図書館からの取り寄せは、システムの関係上、来館しての手続きが必要です。

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 234.0/カ019 0115747313 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 東欧からのドイツ人の「追放」
書名カナ トウオウ カラ ノ ドイツジン ノ ツイホウ
副書名 二〇世紀の住民移動の歴史のなかで
著者 川喜田 敦子 /著  
著者カナ カワキタ,アツコ
出版地 東京
出版者 白水社
出版者カナ ハクスイシャ
出版年 2019.4
ページ数 284,100p
大きさ 20cm
一般件名 ドイツ-歴史-東西分裂時代(1945〜1990)
内容紹介 第二次世界大戦にまつわる被害の記憶とどのように向き合うのか? 第二次世界大戦後の、東欧からのドイツ系住民の「追放」について、構想・執行・統合・記憶形成という4局面で議論を組み上げ、世界史的な位置づけを試みる。
NDC分類(9版) 234.075
ISBN 4-560-09690-1
ISBN13桁 978-4-560-09690-1
定価 ¥4300

目次

序章
第1章 「追放」の前史
  1 ドイツ語を話す人々の東欧への移住
  2 国民国家形成と民族マイノリティ
  3 戦間期ヨーロッパの民族問題
  4 住民移動と住民交換
第2章 第二次世界大戦の戦後処理と住民移動
  1 「追放」の構想
  2 第二次世界大戦後の住民移動
  3 歴史性と共時性のなかの「追放」
第3章 統合からタブー化へ
  1 被追放民流入の衝撃
  2 初期の統合政策
  3 国境問題と移住民
  4 移住民の統合
  5 移住民問題のタブー化
第4章 ナチズム後の国民の再定義
  1 占領期の統合政策
  2 被追放民の国籍と地位
  3 連続性と断絶のなかの国籍規定
第5章 戦後の経済復興と社会再編
  1 受け入れ社会の変化と防御反応
  2 「経済の奇跡」のなかの社会的・経済的統合
  3 負担調整と補償
  4 早期統合神話と現実
第6章 領土喪失後の回復要求
  1 占領期の結社禁止とその緩和
  2 政治的統合の進捗と政治的影響
  3 被追放民の文化保護
第7章 「追放」と統合をめぐる研究プロジェクト
  1 『追放の記録』
  2 『西ドイツの被追放民』
第8章 失われた「東方」と被追放民の文化保護
  1 東方研究の再建
  2 東方研究機関に見る連続と断絶
  3 東方教育の展開
  4 被追放民の文化保護のねらいと人脈
第9章 冷戦下の東西分断と被追放民問題
  1 統合をめぐる構想
  2 政治的基本コンセンサスと被追放民
  3 東ドイツから見た文化保護政策
第10章 ナチの過去との対峙と被追放民問題
  1 被害の記憶の形成
  2 消えるナチズムの記憶
  3 東方研究の「過去の克服」
第11章 変容する意識
  1 被追放民問題への関心の低下
  2 「再統一」構想と旧東部領問題
終章 二〇世紀史のなかの「追放」
  1 「追放」を考える視座
  2 統合を考える視座
  3 比較と関係の視座