古市 晃/著 -- フルイチ,アキラ -- 塙書房 -- 2019.3 -- 210.32

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 210.3/フ019 0115726556 一般図書   在架

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館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 国家形成期の王宮と地域社会
書名カナ コッカ ケイセイキ ノ オウキュウ ト チイキ シャカイ
副書名 記紀・風土記の再解釈
著者 古市 晃 /著  
著者カナ フルイチ,アキラ
出版地 東京
出版者 塙書房
出版者カナ ハナワ ショボウ
出版年 2019.3
ページ数 10,511,28p
大きさ 22cm
一般件名 日本-歴史-大和時代 , 古事記 , 日本書紀 , 風土記
内容紹介 国家形成期である五・六世紀の王宮の基礎的検討から王権の編成原理と支配構造を考察。さらに、近畿から北部九州に至る瀬戸内海沿岸地域を検討して、王権による地域社会の統合過程について論考する。
NDC分類(9版) 210.32
ISBN 4-8273-1304-8
ISBN13桁 978-4-8273-1304-8
定価 ¥16000

目次

序章 本書の課題と構成
  第一節 国家形成史をめぐる研究状況
  第二節 問題の所在
  第三節 本書の構成
第Ⅰ部 王権の結集形態
第一章 五・六世紀における王宮の存在形態
  はじめに
  第一節 王名の継承とその意味
  第二節 五世紀の王名と王宮の存在形態
  第三節 継体〜欽明朝における王名の変遷と王宮
  おわりに
第二章 倭王権の支配構造とその展開
  はじめに
  第一節 五世紀における王宮の歴史的特質
  第二節 王族の存在形態
  第三節 王権と地域社会
  おわりに
第三章 五・六世紀の倭王宮に関する基礎的考察
  はじめに
  第一節 倭王宮の所在地
  第二節 磐余、泊瀬の開発
  第三節 倭王宮の立地の意味
  おわりに
補論 王名朝妻とその分布
  はじめに
  第一節 王名アサヅマについて
  第二節 列島諸地域の朝妻
  おわりに
第四章 国家形成期における王族の編成形態
  はじめに
  第一節 ホムチワケ王伝承の検討
  第二節 アヂスキタカヒコネ神伝承の検討
  第三節 王族としての葛城集団
  第四節 中枢王族との関係
  おわりに
第五章 王手サザキについて
  はじめに
  第一節 サザキの語義をめぐって
  第二節 サザキを冠する王の居地
  第三節 仁徳の王宮
  おわりに
第六章 五世紀における茅渟の王宮
  はじめに
  第一節 允恭朝の茅渟宮
  第二節 名代河部と菟砥河上宮
  第三節 茅渟と倭王権をめぐる政治的動向
  おわりに
第七章 六世紀における西摂・猪名の王宮とその意義
  はじめに
  第一節 宣化所生王族の猪名居住
  第二節 武庫行宮との関係
  第三節 五・六世紀の王宮と猪名地域
  第四節 猪名地域と倭王権
  おわりに
第八章 穴穂部王の権益と拠点
  はじめに
  第一節 穴穂部王の拠点
  第二節 三輪君逆殺害事件をめぐって
  第三節 佐保における穴穂部集団
  第四節 三枝部をめぐって
  おわりに
第九章 聖徳太子の名号と王宮
  はじめに
  第一節 上宮について
  第二節 豊聡耳について
  第三節 厩戸について
  おわりに
第Ⅱ部 中央支配者集団と地域社会
第一章 記紀・風土記に見る五・六世紀の地域支配
  はじめに
  第一節 王宮を中心とする支配・服属関係の形成
  第二節 王権と地域間交通
  第三節 倭王権中枢勢力と大阪湾岸
  第四節 王権と地域勢力
  おわりに
第二章 住吉信仰の古層
  はじめに
  第一節 祭神の問題
  第二節 津守氏と海人集団
  第三節 葛城集団と住吉地域
  おわりに
第三章 倭直の始祖伝承に関する基礎的考察
  はじめに
  第一節 椎根津彦の伝承
  第二節 市磯長尾市の伝承
  第三節 吾子籠の伝承
  第四節 倭直の本来的性格
  おわりに
第四章 大三輪の「神の御子」伝承をめぐる憶説
  はじめに
  第一節 三島溝咋をめぐって
  第二節 大田田根子伝承をめぐって
  おわりに
第五章 国家形成期における淡路の位置
  はじめに
  第一節 阿波の海人伝承と淡路
  第二節 海人の拠点としての淡路
  第三節 叛乱の拠点としての淡路
  おわりに
第六章 古代播磨の地域社会構造
  はじめに
  第一節 『播磨国風土記』に見る古代播磨地域の編成形態
  第二節 周辺地域との関係
  第三節 倭王権による地域社会統合の過程
  おわりに
第七章 国家形成期の王権と地域社会
  はじめに
  第一節 瀬戸内海沿岸部の地域社会と渡来集団、中央支配者集団
  第二節 瀬戸内西部における地域社会と渡来集団
  第三節 北部九州の地域社会と中央支配者集団
  第四節 中央支配者集団の統合と地域社会の再編
  おわりに
終章 倭王権の歴史的性格
  第一節 朝鮮半島情勢の流動化と倭国の対応
  第二節 新王統の成立
  第三節 専制化の過程
  結語