田中 亜以子/著 -- タナカ,アイコ -- 勁草書房 -- 2019.3 -- 367.21

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 367.2/タ019 0115719205 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 男たち 女たちの恋愛
書名カナ オトコタチ オンナタチ ノ レンアイ
副書名 近代日本の「自己」とジェンダー
著者 田中 亜以子 /著  
著者カナ タナカ,アイコ
出版地 東京
出版者 勁草書房
出版者カナ ケイソウ ショボウ
出版年 2019.3
ページ数 9,246,19p
大きさ 22cm
一般件名 恋愛-歴史 , 性差-歴史
内容紹介 恋愛という観念の形成と共に、男女の間にはどのように新たな境界線が引かれていったのか。恋愛をめぐる男女の歴史的経験を描出し、近代日本における「恋愛」と「ジェンダー」の関係を検証する。
NDC分類(9版) 367.21
ISBN 4-326-60317-6
ISBN13桁 978-4-326-60317-6
定価 ¥4000

目次

序章 問題視角
  1.近代的「自己」への着目
  2.男女の非対称性の形成過程の解明
  3.男女という枠組みの形成過程の解明
  4.本書の課題と構成
第一章 夫婦愛の成立
  1.「自己」の誕生
  2.夫婦愛の成立
  3.夫婦愛のジェンダー構造
  4.肉体性へのまなざし
第二章 反社会としての恋愛
  1.北村透谷の恋愛論
  2.明治三〇年代における展開
  3.「男同士の恋」
第三章 恋愛の社会化
  1.青年たちの「自己」の追求への批判
  2.「男」の価値化
  3.生物学的恋愛観
  4.その後の展開
第四章 「女同士の恋」
  1.「自己」と「女」の出会い
  2.女が「自己」を実現できる関係
  3.小説の中の二つの「女同士の恋」
第五章 恋愛への囲い込み
  1.社会の側の反応
  2.性科学の台頭
  3.応答としての恋愛論
  4.大正期における恋愛結婚論の確立
第六章 残されたジレンマ
  1.女性知識人と恋愛
  2.『主婦之友』における「愛される女」
  3.批判されたハウツー言説
終章 恋愛の脱構築に向けて
  1.夫婦愛/恋愛を通して「自己」を解放するという理念の男性中心性
  2.女性たちによる「自己」の希求と「女同士の恋」の結びつき
  3.性別役割と結びついた恋愛を正統化する論理における男女の非対称性
  4.「愛されること」の女性役割化
  5.「自己」と性別役割の両立におけるセクシュアリティの役割