稲村 哲也/編著 -- イナムラ,テツヤ -- 放送大学教育振興会 -- 2019.3 -- 069.4

※所蔵欄の「帯出区分」が「貸出禁止」のものや、「状態」が「在架」のものは予約できません。

※奄美図書館からの取り寄せは、システムの関係上、来館しての手続きが必要です。

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 書庫A2層 069.4/ホ012 0115962318 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 博物館資料保存論
書名カナ ハクブツカン シリョウ ホゾンロン
シリーズ名 放送大学教材
著者 稲村 哲也 /編著, 本田 光子 /編著  
著者カナ イナムラ,テツヤ
版表示 新訂
出版地 東京
出版者 放送大学教育振興会
出版者カナ ホウソウ ダイガク キョウイク シンコウカイ
出版年 2019.3
ページ数 288p
大きさ 21cm
シリーズ名 放送大学教材
シリーズ名カナ ホウソウ ダイガク キョウザイ
一般件名 博物館学 , 文化財-保存・修復
内容紹介 博物館資料である「もの」の保存は、その特徴を捉え、伝えてきた人や時代の判断を知り、適した環境を整え、必要に応じて繕うことにより成り立つ。具体的事例をあげ、その方法を包括的に解説。今後の資料保存についても考える。
NDC分類(9版) 069.4
ISBN 4-595-31932-7
ISBN13桁 978-4-595-31932-7
定価 ¥3100

目次

1 博物館資料保存論の導入
  1.はじめに
  2.文化財と博物館資料
  3.実物資料(一次資料)の保存
  4.博物館資料保存の広がり
  5.おわりに
  コラム トロッペン・ミュージアム(熱帯博物館)
2 博物館資料の保存環境
  1.はじめに
  2.保存環境の把握
  3.環境の計測と結果の活用
  4.まとめにかえて
3 自然史系博物館の資料保存
  1.自然史系博物館資料の種類と内容
  2.資料に影響を与える因子
  3.調査研究
  4.展示公開・教育普及
  5.修復
  6.収蔵庫
  7.課題と展望
  8.さいごに
4 人文系博物館の資料保存
  1.はじめに
  2.資料の取り扱い
  3.収納・収蔵
  4.調査・研究
  5.展示・公開
  6.移動・梱包・輸送
  7.修理・修復
  8.まとめにかえて
  コラム1 全分野の学芸員による有害生物対策への取り組み:宮崎県総合博物館
5 野外博物館と建築物資料の復元・修復・保存
  1.はじめに-建築物資料と野外博物館
  2.北海道沙流郡平取町二風谷地域
  3.佐賀城本丸歴史館
  4.博物館明治村
  5.おわりに
  コラム もう一つのフィールドミュージアム-ジオパークにおける保全活動と博物館の役割
6 考古遺跡・史跡と博物館における資料保存
  1.はじめに-史跡の保存と活用
  2.大分県立歴史博物館
  3.国営吉野ケ里歴史公園
  コラム 大分県立歴史博物館の実物大模型-富貴寺大堂実物大模型の制作のヒミツ
7 伝統的保存法
  1.はじめに
  2.扱い・収納・曝涼・修理
  3.曝涼・曝書の歴史
  4.曝涼と修理
  5.まとめにかえて
  コラム 宮内省図書寮の変遷-宮内公文書館所蔵資料から
8 正倉院宝物の保存
  1.正倉院
  2.正倉院宝物
  3.宝物の保存管理
  4.曝涼と点検
  5.宝物の修理
  6.正倉院宝物の模造
9 文化財の保存修理と博物館
  1.はじめに
  2.博物館資料の修理・修復
  3.伝世文化財の保存修理と博物館
  4.まとめにかえて
10 博物館のIPM
  1.はじめに
  2.IPMの理念
  3.文化財分野のIPM
  4.文化財IPMの進め方
  5.まとめにかえて
  コラム やってて良かった!ミュージアムIPM
11 博物館の防災・減災
  1.はじめに
  2.地震対策
  3.愛知県美術館の取り組み
  4.おわりに
12 大規模自然災害と博物館
  1.はじめに
  2.大規模自然災害と文化財等の救出
  3.熊本地震文化財レスキュー
  4.熊本市現代美術館の取り組み
  5.まとめ
  コラム1 東日本大震災被災文化財レスキューに参加して
  コラム2 美術館を美術館として開けるということ-市民の心の避難所として
13 地域産業の保全と新たな価値の創造
  1.はじめに
  2.藤岡歴史館と瓦産業の伝統の継承
  3.生きた伝統産業の保全
  4.博物館・美術館との連携と新たな「芸術文化」の生成
  5.おわりに-地域の博物館の存在意義
14 環境保全と博物館の社会的役割
  1.「琵琶湖」は展示可能か?
  2.なぜ琵琶湖博物館だったのか?
  3.三つの時間軸でたどる
  4.「環境」という関係性の表現をどうするか?
  5.水族館ではなく環境の一部として「水族展示」を配置
  6.体験される博物館空間で,みんなでつくる現代史
  7.博物館の多面的機能を統合する「大部屋」「兼務体制」と「リンゴの木」
  8.環境保全,生物の多様性と文化の多様性保全をねらいとする「新たな資料保存論」
  9.進化する琵琶湖博物館-博物館の「木」から地域の「森」へ
15 文化財保護と博物館資料保存の役割
  1.はじめに
  2.九州国立博物館の市民参加型文化財保護
  3.太宰府市民遺産
  4.おわりに