中澤 高志/著 -- ナカザワ,タカシ -- 旬報社 -- 2019.3 -- 332.106

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 332.1/ナ019 0115711848 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 住まいと仕事の地理学
書名カナ スマイ ト シゴト ノ チリガク
著者 中澤 高志 /著  
著者カナ ナカザワ,タカシ
出版地 東京
出版者 旬報社
出版者カナ ジュンポウシャ
出版年 2019.3
ページ数 307p
大きさ 21cm
一般件名 日本-経済-歴史 , 経済地理 , 日本-人口 , 住宅問題-歴史 , 労働問題-日本
内容紹介 人間生活の基盤であり、人生において大きな位置を占める住まいと仕事について地理学の立場から考察。現在の日本が陥る経済・人口・空間の縮小・衰退との関係から、現代の、そしてこれからの住まいと仕事の地理学を見つめる。
NDC分類(9版) 332.106
ISBN 4-8451-1585-3
ISBN13桁 978-4-8451-1585-3
定価 ¥2000

目次

第1章 住まいと仕事の地理学へ
  出発点
  住宅・住居と住まい
  仕事と労働
  人間と環境,主体と構造
  時間地理学の考え方
  制約と中での住居・職場の選択
  空間-社会弁証法からの問い直し
  生活の空間的組織化
  まとめ
第2章 住所の歴史学
  複数の住所,複数の人口
  戸籍とその理念
  人口統計としての宗門改帳
  明治維新による戸籍の復活
  国勢調査の実施へ
  国勢調査のその後
  2015年の国勢調査
  4つめの住所,住所の終わり
第3章 都市から都市圏へ
  都市と都市圏
  大都市圏成立の要件
  都市への人口の集中
  郊外の誕生
  大都市圏成立以前の江戸・東京
  維新後の東京
第4章 新中間層と理想の住まい
  私鉄郊外の誕生
  田園都市構想
  田園都市構想の換骨奪胎
  近代家族の成立
  「家庭」家族の「茶の間のある家」
  理想の住まいを求めて
  「据置貯金と住宅組合で二千円の家を建てた経験」
  女中のいる生活
第5章 住宅政策の誕生から戦時体制へ
  なぜ,住宅政策が必要か
  住宅政策の起源
  戦前の住宅政策の三本柱
  労働市場と住宅市場の戦時統制
  戦前の住宅政策のまとめ
第6章 戦後住宅政策の始まり
  焼け野原と建築家の希望
  庶民の住まいの現実
  戦後住宅政策の3本柱
  日本の住宅政策の歴史
第7章 向都離村と集団就職の時代
  時代設定と問題設定
  人口転換と潜在的他出者(第1の問い)
  非大都市圏のプッシュ要因と大都市圏のプル要因(第2の問い)
  新規学卒労働市場の制度化(第3の問い)
  地理学と身体(第4の問い)
第8章 多産少子世代のライフコースと郊外化
  ライフサイクルとライフコース
  東京圏居住者割合による3つの世代
  大都市圏内での居住地移動
  マイホームと国民経済
  「従業員としてのライフコース」と「自営業主としてのライフコース」
  住まいに対する価値観の表象
第9章 安定成長期・低成長期の非大都市圏
  安定成長期の非大都市圏をめぐる人口移動
  企業内地域間分業,地域的生産体系,地域労働市場
  農村工業化を生きる:山形県最上地域の事例
  低成長期の地域労働市場
  医療・介護の市場化の地域差
  ポスト農家兼業時代の地域労働市場概念
第10章 戦後住宅政策の変質
  三本柱からなる住宅政策の解体
  公営住宅の縮退
  公団住宅の終焉
  住宅金融公庫の廃止
  最低限度の生活をめぐって
第11章 間接雇用がもたらすリスク
  労働市場におけるミスマッチ
  間接雇用が地域にもたらしたもの
  「派遣切り」に対する労働者の反応
  それでも自治体を頼った人々
  リスクにどう対応するか
第12章 少産少死世代の都市社会地理
  居住分化と都市構造
  個人化社会におけるライフコース
  世帯内単身者率とブルーカラー従業者率に見る都市構造の変容
  選別される郊外
  少産少死世代の今後
第13章 地方創生の政治経済学
  「人口問題転換」
  「地方消滅」と「極点社会」
  政策としての実装
  「地方創生」の目的
  地域政策としての「地方創生」
  人口の意味するもの
  「消滅可能性」自治体の苦悩とどう向き合うか