齋藤 公太/著 -- サイトウ,コウタ -- ぺりかん社 -- 2019.2 -- 121.5

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 121.5/サ019 0115681462 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 「神国」の正統論
書名カナ シンコク ノ セイトウロン
副書名 『神皇正統記』受容の近世・近代
著者 齋藤 公太 /著  
著者カナ サイトウ,コウタ
出版地 東京
出版者 ぺりかん社
出版者カナ ペリカンシャ
出版年 2019.2
ページ数 350p
大きさ 22cm
一般件名 日本思想-歴史 , 神皇正統記
内容紹介 天皇の統治に基づく「正統」概念の展開を、北畠親房「神皇正統記」の近世以後の多様な受容史から詳細に分析。天皇と神道 政治権力と倫理という2つの関係が交錯する思想史として描き出す。
NDC分類(9版) 121.5
ISBN 4-8315-1532-2
ISBN13桁 978-4-8315-1532-2
定価 ¥6400

目次

序論
  第一節 「君主の徳」と「正統」
  第二節 「正統」の二つの位相
  第三節 『神皇正統記』について
  第四節 近現代の『神皇正統記』研究史
第一章 「神国」の「正統」
  はじめに
  第一節 『神皇正統記』の歴史的背景と執筆目的
  第二節 「正統」概念の系譜
  第三節 「神国」と「日嗣」
  第四節 「天祖」
  第五節 「忠」
  第六節 「三種の神器」
  第七節 「政」
  第八節 「神道」
第二章 「南朝」のあとで
  はじめに
  第一節 室町・戦国期における『正統記』受容
  第二節 徳川期における『正統記』受容の二類型
  第三節 林羅山における『正統記』受容
  おわりに
第三章 「虚器」と「共主」
  はじめに
  第一節 山鹿素行における『正統記』受容
  第二節 新井白石における『正統記』受容
  おわりに
第四章 「神器」と「正統」
  はじめに
  第一節 山崎闇斎の南朝正統論
  第二節 正統と「理」
  第三節 神器正統論の興隆
  第四節 神器正統論の広がり
  おわりに-南朝正統論の帰趨
第五章 本来性をめぐる闘争
  はじめに
  第一節 神器論争の背景
  第二節 栗山潜鋒の神器正統論
  第三節 三宅観瀾による神器正統論批判
  おわりに
第六章 「神書」と「古典」のあいだ
  はじめに
  第一節 垂加神道における『古事記』観
  第二節 大山為起の『古事記』研究
  第三節 渋川春海と谷秦山の『古事記』研究
  第四節 岡田正利の『古事記』研究
  第五節 小野高潔の『古事記』研究
  おわりに
第七章 「神道」から「古道」へ
  はじめに
  第一節 徂徠学派の神道批判
  第二節 神道概念の再解釈
  第三節 本居宣長の古道論
  おわりに-神道概念の再解釈が残したもの
第八章 「国体」の興隆
  はじめに-後期水戸学の成立背景
  第一節 藤田幽谷の『正統記』受容と「国体」論
  第二節 幽谷門流の『正統記』受容
  第三節 会沢正志斎の『正統記』受容
  第四節 藤田東湖の『正統記』受容
  おわりに
第九章 「神国」の近代
  はじめに
  第一節 川喜多真彦の『評註校正神皇正統記』
  第二節 明治期の『正統記』刊本・注釈書類の刊行とその背景
  第三節 明治期における『正統記』解釈の特質
  第四節 井上毅と『神皇正統記』
  おわりに
結論