林 采成/著 -- イム,チェソン -- 名古屋大学出版会 -- 2019.2 -- 611.3

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 611.3/イ019 0115945586 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 飲食朝鮮
書名カナ インショク チョウセン
副書名 帝国の中の「食」経済史
著者 林 采成 /著  
著者カナ イム,チェソン
出版地 名古屋
出版者 名古屋大学出版会
出版者カナ ナゴヤ ダイガク シュッパンカイ
出版年 2019.2
ページ数 9,309,67p
大きさ 22cm
一般件名 食糧問題-歴史 , 朝鮮-歴史-日韓併合時代(1910〜1945)
内容紹介 日本帝国の中での植民地朝鮮の食料経済史を考察。帝国のフードシステムの歴史的意義をトータルに解明し、生産・流通から植民地住民の身体に与えた影響まで、統治にはたした「食」の決定的な役割を浮かび上がらせる。
NDC分類(9版) 611.3
ISBN 4-8158-0940-9
ISBN13桁 978-4-8158-0940-9
定価 ¥5400

目次

序章 食料帝国と朝鮮
  1 「食料帝国」としての日本と朝鮮
  2 植民地近代化論と植民地収奪論を超えて
  3 フードシステムと帝国の形成・崩壊
  4 本書の構成
第Ⅰ部 在来から輸出へ
第1章 帝国の朝鮮米
  はじめに
  1 稲作の日本化と産米増殖
  2 朝鮮米の移出と流通
  3 米穀消費と代替穀物
  おわりに
第2章 帝国の中の「健康な」朝鮮牛
  はじめに
  1 畜産と取引
  2 輸移出とその使途
  3 検疫と獣疫予防
  おわりに
第3章 海を渡る紅蔘と三井物産
  はじめに
  1 専売の実施と蔘業の発達
  2 三井物産の独占販売と紅蔘の専売収支
  おわりに
第Ⅱ部 滋養と新味の交流
第4章 「文明的滋養」の渡来と普及
  はじめに
  1 「文明的滋養」の導入とその経済性
  2 「文明的滋養」の普及とその需給構造
  3 社会問題としての「文明的滋養」と生産配給統制
  おわりに
第5章 朝鮮の「苹果戦」
  はじめに
  1 優良品種の普及とりんご収穫の増加
  2 果樹生産性の向上と地域別生産動向
  3 りんごの輸移出と市場競争
  4 果樹業者の組織化と出荷統制
  おわりに
第6章 明太子と帝国
  はじめに
  1 明太の漁労と魚卵の確保
  2 明太子の加工と検査
  3 明太子の流通と消費
  おわりに
第Ⅲ部 飲酒と喫煙
第7章 焼酎業の再調合
  はじめに
  1 朝鮮酒税令の実施と醸造場の整理
  2 酒精式焼酎の登場と黒麴焼酎への転換
  3 カルテル統制と酒精式焼酎会社の経営改善
  おわりに
第8章 麦酒を飲む植民地
  はじめに
  1 新しい飲酒文化としての麦酒とその普及
  2 内地麦酒会社の進出計画と朝鮮総督府の麦酒専売案
  3 内地麦酒会社の朝鮮進出とその経営
  おわりに
第9章 白い煙の朝鮮と帝国
  はじめに
  1 総督府の産業育成と煙草専売の実施
  2 煙草専売の経済効果
  3 戦時下の朝鮮煙草と帝国圏
  おわりに
終章 食料帝国と戦後フードシステム
  1 朝鮮の食料から帝国の食料へ
  2 在来と近代の並存
  3 総督府財政への寄与
  4 食料供給と植民地住民の身体
  5 戦時経済と食料統制
  6 食料経済の戦後史への展望