櫻間 瑛/著 -- サクラマ,アキラ -- 三元社 -- 2018.11 -- 316.838

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県図一般 書庫A3層 316.8/サ018 0115690307 一般図書   在架

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資料詳細

タイトル 現代ロシアにおける民族の再生
書名カナ ゲンダイ ロシア ニ オケル ミンゾク ノ サイセイ
副書名 ポスト・ソ連社会としてのタタルスタン共和国における「クリャシェン」のエスニシティと宗教=文化活動
著者 櫻間 瑛 /著  
著者カナ サクラマ,アキラ
出版地 東京
出版者 三元社
出版者カナ サンゲンシャ
出版年 2018.11
ページ数 9,379p
大きさ 22cm
一般件名 民族運動 , 民族問題-ロシア , タタールスタン
内容紹介 受洗タタールと呼ばれた「クリャシェン」の民族的、宗教的な自己認識を、歴史的な背景や社会的・政治的な状況と関連づけながら明らかにし、この集団が「民族化」する過程とそのメカニズムを解明する。
NDC分類(9版) 316.838
ISBN 4-88303-468-0
ISBN13桁 978-4-88303-468-0
定価 ¥5093

目次

序章 ポスト社会主義時代の民族、宗教の展開とタタール、クリャシェン
  1.はじめに
  2.旧ソ連・ロシア社会における民族と宗教
  3.研究対象-タタール、クリャシェンとタタルスタン共和国
  4.調査概要
  5.本書の構成
第Ⅰ部 タタールの中のクリャシェン
第1章 受洗タタールからクリャシェン、そしてタタールへ
  1.1 イスラームの浸透と正教改宗政策
  1.2.受洗異族人の大量棄教とイリミンスキー
  1.3.クリャシェンの認定からタタールへの統合
  1.4.歴史の狭間の存在としてのクリャシェン
第2章 『ジョレイハ』とクリャシェン
  2.1 タタールとジョレイハの物語
  2.2 映画『ジョレイハ』の制作と特徴
  2.3 『ジョレイハ』の波紋
  2.4 「誤ったタタール」としてのクリャシェン
第Ⅱ部 「クリャシェン」という運動
第3章 クリャシェン運動の勃興
  3.1 タタール民族運動とタタルスタン共和国
  3.2 現代のタタールとイスラーム
  3.3 クリャシェン運動の萌芽から国勢調査を巡る論争
  3.4 クリャシェンの焦点化
第4章 クリャシェン運動の公認と分裂
  4.1.民族運動の沈静化から公認
  4.2.第2回国勢調査とクリャシェン
  4.3.クリャシェン運動の分裂
第5章 国勢調査と論点
  5.1.国勢調査とロシアの諸民族
  5.2.クリャシェンの語り方
  5.3.民族を規定するもの
第Ⅲ部 クリャシェンと宗教
第6章 クリャシェンの宗教復興と日常
  6.1.クリャシェンと宗教意識
  6.2.宗教と人々の結びつき
  6.3.宗教と差異の顕在化
第7章 エスニック・シンボルとしての教会
  7.1.クリャシェンによる教会の復興
  7.2.現在の教会における活動
  7.3.教会への視線
  7.4.クリャシェンと教会の現在
第8章 儀礼の位置
  8.1.クリャシェンの祈願儀礼
  8.2.コルマンの実践
  8.3.儀礼に向けた視線
  8.4.コルマンとクリャシェンの現在
第Ⅳ部 クリャシェン文化を求めて
第9章 「クリャシェン文化」の現在
  9.1.ソ連とタタルスタンにおける文化の「発展」
  9.2.「クリャシェン文化」の展示
  9.3.クリャシェンを語る場
第10章 「クリャシェン文化」のハイライト
  10.1.タタール文化の祭典としてのサバントゥイ
  10.2.クリャシェンとピトラウの展開
  10.3.祝祭のポリティクス
結論
  1.クリャシェン・エスニシティの発現から民族の名乗り
  2.現代ロシアにおける宗教とエスニシティ
  3.民族を語る装置
  4.狭間の解消と民族という拘束