藤村 憲治/著 -- フジムラ,ノリハル -- 南方新社 -- 2018.7 -- 498.021

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 498.0/フ018 0115613135 一般図書   在架

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館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 死因「老衰」とは何か
書名カナ シイン ロウスイ トワ ナニカ
副書名 日本は「老衰」大国、「老衰」では死ねないアメリカ
著者 藤村 憲治 /著  
著者カナ フジムラ,ノリハル
出版地 鹿児島
出版者 南方新社
出版者カナ ナンポウ シンシャ
出版年 2018.7
ページ数 256p
大きさ 19cm
一般件名 医療-日本 , 生と死
内容紹介 日本において死因の5位を占める「老衰死」。「老衰」の現代的意味を、死因「老衰」の歴史的変遷と公式統計の成り立ちという新たな視点から考える。また、「老衰」を診断する医師の「選択と決断」の背景を探る。
NDC分類(9版) 498.021
ISBN 4-86124-371-4
ISBN13桁 978-4-86124-371-4
定価 ¥1800

目次

序章 「医療問題」から「社会問題」としての「老衰」へ
  一 本書の主題とねらい
  二 「老衰」の定義と時代区分
  三 「公式統計の成り立ち」と「『老衰』と診断する医師の『選択と決断』」
  四 視点を変える-「医療社会学」と「社会問題の社会学」へ
第一章 統計的「老衰」-「公式統計の成り立ち」
  一 死因「老衰」の全体構造
  二 統計的「老衰」の成り立ち
  三 統計的「老衰」の運命-「『老衰』は無視せよ」
第二章 制度的・規範的「老衰」の成り立ち
  一 「国際ルール」から「翻訳された日本ルール」へ
  二 「老蓑」の「医療化」の流れ
  三 医師への周知徹底
  四 制度化・規範化の集大成-「死亡診断書記入マニュアル」
  五 「死因の種類」-「病死及び自然死」規定
  六 「日本ルール」と公式統計
第三章 医学的「老衰」-「専門性の基準」
  一 公衆衛生学の言説
  二 病理学の言説
  三 「病院臨床」の言説
  四 医学的「老衰」言説の“はやりすたり”
第四章 臨床的「老衰」と死因「老衰」診断現場
  一 「老衰」診断の現場から
  二 医師は現場でどう考えるのか
  三 「『老衰』と診断する医師の『選択と決断』」-実証研究
  四 「『老衰』と診断する医師の『選択と決断』」-「診療の場」と「社会的基準」
第五章 文化的・社会的「老衰」
  一 文化的・社会的「老衰」言説の特徴
  二 死因分類前期(=「医療化」前期)
  三 文化的・社会的「老衰」の構成
  四 「暗黙の社会的基準」としての文化的・社会的「老衰」
  五 「対抗言説」としての「長寿・自然」
第六章 「老衰」の社会学的視点
  一 「老衰」の全体構造
  二 「老衰」の歴史社会学-「医療化」時代区分と死亡率パターン
  三 「社会問題の自然史」モデルとしての「老衰」
  四 「医療問題」と「社会問題」の交差点としての現在
第七章 「老衰」の現代的意味
  一 「みえない制度・規範」を可視化する
  二 公式統計の妥当性と信頼性
  三 「『老衰』と診断する医師の『選択と決断』」の意味
  四 変容する「長寿」・「自然」
  五 残された課題-「医療文化」と「老年の医療化」の問題
終章 問われる超高齢社会日本での死-死因「老衰」再考への道
  一 平均寿命と最大寿命
  二 さらなる長寿時代へ
  三 死因「老衰」増加への圧力
  四 「老衰」概念の転換点としての現代
  五 複合死因と死亡証明書