横田 冬彦/著 -- ヨコタ,フユヒコ -- 岩波書店 -- 2018.5 -- 020.21

※所蔵欄の「帯出区分」が「貸出禁止」のものや、「状態」が「在架」のものは予約できません。

※奄美図書館からの取り寄せは、システムの関係上、来館しての手続きが必要です。

所蔵

所蔵は 2 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 書庫A2層 020.2/ヨ018 0115624298 一般図書   在架
奄美一般 2階閲覧室 020.2/ヨ018 0211716311 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1
奄美一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 日本近世書物文化史の研究
書名カナ ニホン キンセイ ショモツ ブンカシ ノ ケンキュウ
著者 横田 冬彦 /著  
著者カナ ヨコタ,フユヒコ
出版地 東京
出版者 岩波書店
出版者カナ イワナミ ショテン
出版年 2018.5
ページ数 20,481p
大きさ 22cm
一般件名 図書-歴史 , 読書-歴史 , 日本-歴史-江戸時代
内容紹介 書物流通のネットワークを担い、収集した書物を独自に体系化し、日常生活の糧として次世代に受け継いでいく-。能動的に知を紡ぐ「近世の読者」の実像を、彼らの「生活記録」に着目して論じる。
NDC分類(9版) 020.21
ISBN 4-00-061269-2
ISBN13桁 978-4-00-061269-2
定価 ¥11000

目次

序章 読者という問題
  一 読者研究における三つの転機
  二 近世読者の歴史的研究
第一部 読者と蔵書形成
第一章 大坂周辺村落社会における蔵書形成
  一 日下村庄屋森家の蔵書形成
  二 柏原村在郷商人三田家の蔵書形成
  三 蔵書目録と益軒本
第二章 読書の諸形態
  一 蔵書と貸借
  二 個人的読書
  三 共同的読書の諸形態
  四 医学書の読書会をめぐって
第三章 貝原益軒とその周辺
  一 蔵書とその貸借
  二 書物購入の取次
  三 読者の問題
  四 問題の一般化
第四章 「地方読者」の蔵書形成
  一 書物目録と文庫蔵
  二 書物の情報
  三 江戸・京都の書肆
  四 蔵書構成の特徴
第五章 近世上層町人における<家>の教育
  一 問題の所在と分析の方法
  二 幼児期
  三 少年期
  四 青年期
  五 一般化
第二部 書物と読書
第六章 『徒然草』は江戸文学か?
  一 「徒然草享受史」について
  二 読者の実態
  三 通俗道徳の形成
第七章 思索する読書
  一 「牢人百姓」依田長安
  二 家訓と読書
  三 農人と牢人
第八章 近世の出版文化と<日本>
  一 軍書から<歴史>へ
  二 『節用集』の中の<日本>
  三 <神国>論と<泰平=仁政>論
第九章 農書と農民
  一 「牢人」宮崎安貞の世界
  二 『農業全書』の出版
  三 『農政全書』と『農業全書』
  四 『河内屋可正旧記』巻一二
  五 『農業全書』の読者
第三部 書物文化と近世社会
第十章 医学的な知をめぐって
  一 在村医の成立
  二 医学書
  三 民間医療と医学
  四 享保改革の医療政策
第十一章 作者・書肆・読者
  一 益軒と柳枝軒
  二 『農業全書』の出版戦略
  三 読者の発見
  四 柳枝軒宛て益軒書簡をめぐって
  附録 柳枝軒宛て貝原益軒書簡集