種村 完司/著 -- タネムラ,カンジ -- 九州大学出版会 -- 2018.5 -- 156

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 156/タ018 0115606899 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 『葉隠』の研究
書名カナ ハガクレ ノ ケンキュウ
副書名 思想の分析、評価と批判
著者 種村 完司 /著  
著者カナ タネムラ,カンジ
出版地 福岡
出版者 九州大学出版会
出版者カナ キュウシュウ ダイガク シュッパンカイ
出版年 2018.5
ページ数 324,7p
大きさ 22cm
一般件名 葉隠
内容紹介 戦後民主主義の擁護者が向き合った、真実の「葉隠」。その思想を継承する上で、重視しなければならない基本的な態度や考え方とは。礼賛でも全否定でもなく、価値観の限界と、それらを超えた普遍的な思想や倫理性を照らし出す。
NDC分類(9版) 156
ISBN 4-7985-0235-9
ISBN13桁 978-4-7985-0235-9
定価 ¥2800

目次

第一章 献身道徳のゆくえ
  一 『葉隠』における「死の覚悟」と「死に狂い」
  二 狂気の諸事例とその評価
  三 「御恩-奉公」関係の変容と「献身」の道徳
  四 献身道徳と「忍ぶ恋」
  五 献身道徳と「諫言」
第二章 「死生」観と「性」意識
  一 異端と正統における「死の覚悟」の差異
  二 泰平期での生死をめぐる危機
  三 生のはかなさ、世の無常への諦観
  四 「性」に関する意識(その一)-「衆道」の理念と現実
  五 「性」に関する意識(その二)-男女道徳
第三章 武士の「自律」と「服従」
  一 幕藩体制期の武士の「自律」と「服従」の相克
  二 『葉隠』にみられる「自律」の諸様相
  三 『葉隠』にみられる「服従」の諸様相
第四章 武士の宗教性と非宗教性
  一 武士による神仏への崇敬、および神仏の相対化
  二 呪術・占いにたいする不信、神秘主義への懐疑
  三 運命の受容、仏教的価値観の肯定
  四 常朝の「慈悲」論
  五 慈悲は「高上の賢智」か
  六 葉隠武士道と佐賀仏道
第五章 鈴木正三の思想と『葉隠』
  一 「死の覚悟」をめぐる主張-「死に習い」と「死に狂い」
  二 主君への滅私奉公、家職の没我的遂行をめぐって
  三 「利根知」の否定、「分別と無分別」の評価をめぐって
  四 正三の独自思想-常朝に継承されなかった諸側面
第六章 『葉隠』の歴史的倫理的評価について(その一)
  はじめに
  一 大隈重信と葉隠武士道
  二 肯定的評価の論者たち
第七章 『葉隠』の歴史的倫理的評価について(その二)
  三 分析的共感的評価の論者たち
第八章 『葉隠』の歴史的倫理的評価について(その三)
  四 分析的批判的評価の論者たち
第九章 『葉隠』の歴史的倫理的評価について(その四)
  五 分析的共感的評価の論者たち(追加)
第十章 『葉隠』と現代
  一 『葉隠』を現代においてどう受けとめるべきか
  二 『葉隠』の中に現代でも通用する主張・思想はあるか