由里 宗之/著 -- ユリ,ムネユキ -- ミネルヴァ書房 -- 2018.4 -- 338.253

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 338.2/ユ018 0115596249 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 日米地域銀行の存続と再編
書名カナ ニチベイ チイキ ギンコウ ノ ソンゾク ト サイヘン
副書名 なぜ日本の地域銀行は減っていくのか
シリーズ名 MINERVA現代経済学叢書
著者 由里 宗之 /著  
著者カナ ユリ,ムネユキ
出版地 京都
出版者 ミネルヴァ書房
出版者カナ ミネルヴァ ショボウ
出版年 2018.4
ページ数 16,526p
大きさ 22cm
シリーズ名 MINERVA現代経済学叢書
シリーズ名カナ ミネルヴァ ゲンダイ ケイザイガク ソウショ
叢書巻次 122
一般件名 銀行-アメリカ合衆国 , 銀行-日本
内容紹介 小銀行が数多く残った米国と減少している日本。日米の銀行産業組織の相違をもたらした歴史的に重要な諸局面にかかるモノグラフ(個別事象・地域に関する特殊研究)に取り組み、その歴史的経緯と要因をさぐる。
NDC分類(9版) 338.253
ISBN 4-623-08210-0
ISBN13桁 978-4-623-08210-0
定価 ¥7000

目次

序章 基本的用語と執筆アプローチならびに諸章の位置づけ
  1.はじめに
  2.「地域銀行」の用語および日米の現代の銀行産業組織の比較
  3.本書における「比較史」の捉え方と「モノグラフ」という論文カテゴリー
  4.「社会の基層」という視角,および「リレーションシップ・バンキングの担い手」という問題意識について
  5.対象とする「問題」を核とした各章の相互関連と位置づけ
第1部 大恐慌期・戦時期における日米の地域銀行政策・業態の分岐
第1章 預金保険制度
  1.はじめに
  2.米国1930年代初頭の銀行危機と連邦預金保険制度の発足
  3.わが国における預金保険制度論議の欠如と銀行合同政策
  4.結びに代えて
第2章 小銀行独自の業界団体設立
  1.はじめに
  2.IBA設立の契機となった1920年代のミネソタ州銀行界における変化
  3.IBAの設立と揺籃期の3年間
  4.IBAのその後の展開
  5.IBA史にかかる小括,および若干の考察
第3章 「統制経済」志向
  1.はじめに
  2.第一次世界大戦以降の「統制経済」にかかる政策潮流
  3.「統制経済」と銀行合同政策との関連性の検討
第4章 「一県一行」主義
  1.はじめに
  2.神戸銀行発足直前の兵庫県下諸銀行の本店分布状況ならびに神戸銀行の前身7行の店舗網の位置づけ
  3.銀行合同の進展による播州・兵和・全但3行の成立
  4.戦時期までの県内諸地域の人口・産業動向と銀行戦略への影響
  5.日本銀行の県下銀行合同構想と銀行間の店舗展開・業容拡大競争
  6.神戸銀行による兵庫県下「実質的一県一行」の達成と継続する店舗配置上の桎梏
第5章 「地方銀行」の自覚の生成と銀行合同政策との相克
  1.はじめに
  2.前史
  3.1943年秋〜1944年初:県下合同3行の合併中止の経緯
  4.1944年初〜1944年9月初旬:5行合併「合意」発表に至る経緯
  5.1944年9月中旬〜1945年3月:合併協議会右往左往ののち「当局一任」で合併へ
  6.小括
第2部 金融危機以降の米国銀行制度と日本の地域銀行にかかる含意
第6章 「ウォールストリート」発の金融経済危機とコミュニティ銀行業界
  1.はじめに
  2.戦後におけるニューディール期金融制度および単店銀行業界の変貌
  3.サブプライム金融危機およびコミュニティ銀行業界との関連性
  4.金融危機とそれに対する政策対応が惹起した金融規制改革論議とコミュニティ銀行業界の発言の活発化
  5.結びに代えて
  コラム 米国の小銀行の破綻劇に思う協同組織金融機関制度の意義
第7章 小銀行業界団体の制度的環境に対する自律的働きかけ
  1.はじめに
  2.ドッド=フランク法制定過程の概略と大規模な改革案の打ち上げを可能ならしめた「政策の窓」
  3.2009年の政策過程とICBA・ABAのスタンス・動き
  4.「政策の窓」の推進力の再加速とドッド=フランク法の成立まで
  5.小括
第8章 ニューディール期金融制度の評価
  1.はじめに
  2.ユニット・バンクのプレゼンス低下にもかかわらず金融システム危機がなぜ起こったか
  3.“Too-big-to-fail”諸銀行の救済が起こったことを踏まえての預金保険制度その他金融制度のあり方に関する提案
  4.本章のまとめと結語
終章 地方銀行業態が残った日本とコミュニティ銀行業界が残った米国と
  1.はじめに
  2.わが国の現在との連接1:「一県一行都銀」の帰結
  3.わが国の現在との連接2:地方銀行の業界団体の戦中・戦後および米国ICBAとの比較
  4.「リレーションシップ・バンキングの担い手」をより充実させるために
  5.結びに代えて