丹野 清人/著 -- タンノ,キヨト -- 吉田書店 -- 2018.2 -- 316.81

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 書庫A3層 316.8/タ018 0115647588 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 「外国人の人権」の社会学
書名カナ ガイコクジン ノ ジンケン ノ シャカイガク
副書名 外国人へのまなざしと偽装査証、少年非行、LGBT、そしてヘイト
著者 丹野 清人 /著  
著者カナ タンノ,キヨト
出版地 東京
出版者 吉田書店
出版者カナ ヨシダ ショテン
出版年 2018.2
ページ数 9,261p
大きさ 20cm
一般件名 外国人(日本在留) , 人権
内容紹介 複数の在留特別許可をめぐる事件のディテールに踏み込んで「日本に好ましい外国人」のイデオロギーの存在に着目。国家としての日本が、外国人にいかなるまなざしを向けているのかを考察する。
NDC分類(9版) 316.81
ISBN 4-905497-59-2
ISBN13桁 978-4-905497-59-2
定価 ¥3500

目次

序論 外国人からアプローチする比較人権社会学
  1 エティック(etic)論vsイーミック(emic)論と外国人
  2 二つのエティック論・イーミック論
  3 歴史学から学ぶデータの扱い方
  4 「外国人の人権」を社会学から考察する
  5 在留特別許可は移民選別なのか、それともオルタナティブ・ジャスティスなのか
第1章 「偽装」日系人の法社会学
  1 日本へのデカセギと在留資格取得のための手続き
  2 訴状から見えてくる「偽装」日系人問題
  3 いかにして入管はA氏を「偽装」日系人と判断したのか
  4 A氏側代理人弁護士からの争点整理
  5 「偽装」日系人問題と手続き
  6 裁判所の判断
  7 結語にかえて
第2章 外国人少年非行の社会学
  1 少年非行と国籍
  2 弁護側の主張(1)
  3 弁護側の主張(2)
  4 弁護側の主張(3)
  5 最後の口頭審理から在留特別許可へ
  6 結語にかえて
第3章 LGBT外国人と退去強制の社会学
  1 事実の概要
  2 双方の主張と一審判決
  3 控訴審における双方の主張と控訴審判決
  4 国側主張および裁判所の判断への懸念Ⅰ
  5 国側主張および裁判所の判断への懸念Ⅱ
  6 我が国は「家族」に包摂されない人の権利を無視するのか
  7 結語にかえて
第4章 LGBT外国人と退去強制後の危惧の社会学
  1 ブラジルの法制度と社会の乖離
  2 ミリシアを産み育む社会的背景と公務員
  3 根強く残るホモフォビア・トランスジェンダーフォビア
  4 罪と罰の均衡
  5 M氏の退去強制令処分の過酷さ
  6 憲法三一条および三九条との関係から退去強制処分を考える
  7 結語にかえて
第5章 ヘイトデモ禁止の社会学
  1 「桜本」へのヘイトスピーチとコミュニティ
  2 異議申し立ての端緒を確認する
  3 人権侵犯被害申告書から垣間見られるヘイトの実態
  4 ヘイトスピーチへの対抗がなぜ反戦平和デモになるのか
  5 国籍と家族の交錯が新しい地平を拓く
  6 結語にかえて
第6章 外国人労働者から眺める日本的経営
  1 日本式経営とトヨティズム
  2 トヨティズムと外国人労働者
  3 豊田と外国人労働者
  4 外国人労働者と制度の社会学
  5 制度の変容から見えてくる地域
  6 結語にかえて
第7章 「外国人の人権」の社会学
  1 なぜ退去強制を迫られるのか
  2 安念潤司の「外国人の人権」論
  3 入管行政と「行政裁量論」
  4 安念「外国人の人権」論vs常岡「行政裁量論」から考える
  5 帝国「臣民」に入れ替わった外国人
  6 結語にかえて