佐藤 文子/著 -- サトウ,フミコ -- 吉川弘文館 -- 2018.1 -- 210.35

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 210.3/サ018 0115569865 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 日本古代の政治と仏教
書名カナ ニホン コダイ ノ セイジ ト ブッキョウ
副書名 国家仏教論を超えて
著者 佐藤 文子 /著  
著者カナ サトウ,フミコ
出版地 東京
出版者 吉川弘文館
出版者カナ ヨシカワ コウブンカン
出版年 2018.1
ページ数 6,271,16p
大きさ 22cm
一般件名 日本-歴史-奈良時代 , 日本-歴史-平安時代 , 仏教-日本
内容紹介 古代の日本は、国家が政治の手立てとして仏教を興隆したと理解されてきたが、それは実態に即した姿なのか。得度と為政者との関係、天皇権の発動契機などを古代人の思想に沿って分析し、古代社会における権力の実情を探る。
NDC分類(9版) 210.35
ISBN 4-642-04640-4
ISBN13桁 978-4-642-04640-4
定価 ¥11000

目次

総説
第一章 優婆塞貢進の実像とその史的意義
  はじめに
  一 優婆塞貢進文の再検討
  二 優婆塞貢進とは何か
  三 <網羅的官度制>から<限定的官度制>へ
  むすび
第二章 日本古代における得度前行者の存在形態
  はじめに
  一 古代における白衣の俗人たち
  二 得度前行者の存在形態
  三 得度前行者とは何であったのか
  むすび
第三章 古代の得度に関する基本概念の再検討
  はじめに
  一 「官度」の概念と得度システム
  二 「私度」と「自度」とを検証する
  三 古代社会のなかの「私度」の実像
  むすび
第四章 延暦年分度者制の再検討
  はじめに
  一 延暦年分度者制の基本理念
  二 延暦年分度者制起草以前の得度制
  三 延暦年分度者制成立の基盤と背景
  むすび
第五章 臨時得度の政治思想
  はじめに
  一 臨時得度の様相
  二 『出家功徳経』の受容とその効果
  三 「度」を賜うことの意味
  四 いわゆる「例得度」をめぐって
  むすび
第六章 淳仁朝の造宮計画
  はじめに
  一 淳仁朝の造営計画
  二 「臨軒」について
  三 宮の新営と廃棄をめぐる問題
  四 宮の新営による天皇権獲得の原理
第七章 郊野の思想
  はじめに
  一 長岡「京下」の問題
  二 西郊の特質
  三 郊野の思想
結章 史学史としての<国家仏教>論
  はじめに
  一 ふたつの<国家仏教>論
  二 <国家仏教>論の創出とその背景
  三 <反律令仏教>・<律令仏教>論の生成
  四 <国家仏教>論の復権
  むすび