山口 和夫/著 -- ヤマグチ,カズオ -- 吉川弘文館 -- 2017.11 -- 210.5

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 書庫B2層 210.5/ヤ017 0115562092 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 近世日本政治史と朝廷
書名カナ キンセイ ニホン セイジシ ト チョウテイ
著者 山口 和夫 /著  
著者カナ ヤマグチ,カズオ
出版地 東京
出版者 吉川弘文館
出版者カナ ヨシカワ コウブンカン
出版年 2017.11
ページ数 8,416,10p
大きさ 22cm
一般件名 日本-歴史-近世
内容紹介 戦国期に衰退した朝廷は、どのようにして近世を迎えたのか。院(上皇)をめぐる諸問題、朝幕体制が解体してゆく契機などを時代をおって追究。天皇・朝廷の存在と機能に視点をあて、近世日本の政治史を解明する。
NDC分類(9版) 210.5
ISBN 4-642-03480-7
ISBN13桁 978-4-642-03480-7
定価 ¥9500

目次

序章 近世日本政治史と天皇・院・朝廷
  一 本書の主題
  二 研究史
  三 本書の論点と構成
第一部 公儀権力成立と朝廷の近世化
第一章 統一政権成立と朝廷の近世化
  はじめに
  一 豊臣政権成立の前提
  二 豊臣政権と朝廷
  三 朝廷の機能と要員
  おわりに
第二章 近世初期武家官位の展開と特質
  はじめに
  一 豊臣政権から江戸幕府へ
  二 将軍家による再編
  三 江戸城中儀礼の整備
  四 近世化の終着
  おわりに
第三章 将軍権力と大名の元服・改名・官位叙任
  はじめに
  一 上杉定勝の元服・叙任
  二 蜂須賀忠英の元服・叙任
  三 池田光政の改名・叙任
  おわりに
第四章 徳川秀忠・家光発給の官途状・一字書出について
  はじめに
  一 秀忠将軍襲職前の一字書出発給
  二 将軍秀忠の官途状・一字書出発給
  三 秀忠大御所時代の官途状・一字書出発給
  おわりに
第五章 寛永期のキリシタン禁制と朝廷・幕府
  はじめに
  一 寛永十一年の詮議
  二 寛永十二年の全国禁令
  三 寛永十二年京都での詮議
  おわりに
第二部 近世朝廷の成長と変容
第一章 生前譲位と近世院参衆の形成
  一 研究史と本章の課題
  二 後陽成院の院参衆
  三 後水尾院の院参衆
  四 仙洞御所における朝幕間の文書授受
  五 朝廷・幕府の機構・文書制度の改編
第二章 天皇・院と公家集団
  はじめに
  一 番衆の拡充と編成
  二 霊元天皇(院)の政務と近臣・院参衆
  三 堂上諸家の階層分解
  おわりに
第三章 霊元院政について
  一 本章の課題と視角
  二 院政第二期の動向
  三 院政支配と廷臣
  四 朝廷の自律化志向と構造変化
第四章 近世の朝廷・幕府体制と天皇・院・摂家
  はじめに
  一 朝廷の近世化
  二 後水尾院の歴史認識
  三 左大臣近衛基煕の朝廷・幕府観と政治工作
  四 霊元院後半生の意識と行動
  五 一条兼香の天中柱皇神(霊元院)祭祀と朝廷運営・朝儀再興
  おわりに
第三部 家職の体制と近世朝廷解体への契機
第一章 近世の家職
  はじめに
  一 公家家職の近世化
  二 江戸時代の公家家職
  おわりに
  補論 公家家職と日記
第二章 石清水八幡宮放生会の宣命使について
  はじめに
  一 石清水放生会と宣命使の概要
  二 延宝七年放生会再興時の宣命使人選
  三 以降の宣命使
  四 宣命使参勤の意義と収益
  おわりに
第三章 職人受領の近世的展開
  はじめに
  一 明和三年の全国触と勅許受領の確立
  二 三門跡の活動と永宣旨受領の確立
  三 職人の受領志向をめぐって
  おわりに
第四章 神仏習合と近世天皇の祭祀
  一 本章の課題
  二 近世天皇・朝廷の祭祀
  三 近世の皇位継承と代替り儀礼の構成
  四 即位灌頂
  五 大嘗祭の再興
  六 習合の喪失
  七 本章の結びと近代以降の展望
第五章 朝廷と公家社会
  一 はじめに
  二 構成員と機能
  三 十七世紀の成長と内部矛盾
  四 十八世紀以降の変容
  五 近世京都の公家町
  六 おわりに
終章 天皇・院・朝廷の近世的展開と豊臣政権、江戸幕府