下田 健太郎/著 -- シモダ,ケンタロウ -- 慶應義塾大学出版会 -- 2017.10 -- 493.152

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 書庫A6層 493.1/シ017 0115631814 一般図書   在架

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館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 水俣の記憶を紡ぐ
書名カナ ミナマタ ノ キオク オ ツムグ
副書名 響き合うモノと語りの歴史人類学
著者 下田 健太郎 /著  
著者カナ シモダ,ケンタロウ
出版地 東京
出版者 慶應義塾大学出版会
出版者カナ ケイオウ ギジュク ダイガク シュッパンカイ
出版年 2017.10
ページ数 2,283,2p
大きさ 22cm
一般件名 水俣病
内容紹介 2006年から2015年にかけて水俣・芦北地域で行ったフィールドワークに基づき、水俣病経験が想起され、その記憶が紡がれていくありようを、歴史人類学の視点から明らかにする。
NDC分類(9版) 493.152
ISBN 4-7664-2483-6
ISBN13桁 978-4-7664-2483-6
定価 ¥5000

目次

序章
  第1節 本書の射程-水俣が切りひらく問い
  第2節 「現在」を解きほぐす-歴史人類学の視点
  第3節 モノの力-「物質文化研究」の視点
  第4節 「響き合うモノと語りの歴史人類学」へ
  第5節 本書の構成とフィールドワークの概要
第1章 水俣の歴史的概要
  第1節 水俣市の概要
  第2節 水俣の近代化
  第3節 「水俣研究」の歩み
第2章 水俣湾埋立地の景観形成過程
  第1節 水俣湾埋立地の現景観
  第2節 埋め立てをめぐる多様な立場と主張(一九七七〜八〇年)
  第3節 埋立地活用をめぐる対話と歩み寄り(一九八〇〜九〇年)
  第4節 新たな対立の顕在化(一九九〇〜九九年)
  第5節 「本願の会」の活動
第3章 水俣の景観に立つ五二体の石像たち
  第1節 はじめに
  第2節 モノを媒介とした歴史構築の実践
  第3節 石像の「個性」について
  第4節 おわりに
第4章 モノを媒介とした水俣病経験の語り直し
  第1節 はじめに
  第2節 水俣病顕在化以前の漁村の暮らし
  第3節 石像建立に至るまでのO氏の語りの変化
  第4節 石像の建立と水俣病経験の語り直し
  第5節 「一人の私」に立ち返る
第5章 モノが/をかたちづくる水俣の記憶
  第1節 モノと語りの相互作用をめぐる問題
  第2節 石像を介した死者をめぐる想起の変容-J氏の事例
  第3節 語りえなさに関与する石像-A氏の事例
  第4節 石像のマテリアリティ
終章
  第1節 「響き合うモノと語り」の分析
  第2節 「本願の会」が切りひらくもの
  第3節 「毒」を引き受ける
  第4節 Anthropology of object/thing/materialから「もの(mono)」の歴史人類学へ