渡辺 美奈子/著 -- ワタナベ,ミナコ -- 東北大学出版会 -- 2017.7 -- 941.6

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 941/ワ017 0115510992 一般図書   在架

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館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル ヴィルヘルム・ミュラーの生涯と作品
書名カナ ヴィルヘルム ミュラー ノ ショウガイ ト サクヒン
副書名 『冬の旅』を中心に
著者 渡辺 美奈子 /著  
著者カナ ワタナベ,ミナコ
出版地 仙台
出版者 東北大学出版会
出版者カナ トウホク ダイガク シュッパンカイ
出版年 2017.7
ページ数 3,306p
大きさ 21cm
内容紹介 連鎖詩篇「冬の旅」で知られる詩人、ヴィルヘルム・ミュラー。彼は何を探し求めたのか。時代背景とともに、その生涯と精神を丹念に読み解き、作品に「何がいかに描かれているか」を問う独創的研究。
NDC分類(9版) 941.6
ISBN 4-86163-276-1
ISBN13桁 978-4-86163-276-1
定価 ¥4000

目次

序章 研究の目的と方法
  1.緒言
  2.研究方法
  3.ヴィルヘルム・ミュラー研究史
  4.『冬の旅』に関する先行研究
  5.『冬の旅』の成立と出版過程
  6.自筆との比較と引用について
第1章 少年期(1794年〜1812年夏)
  1.デッサウと啓蒙思想
  2.手工業者の生活と遍歴職人のモチーフ
  3.啓蒙専制を目指す学校教育
  4.恋愛観の形成と母の死
  5.圧政と愛国心
  6.詩人の使命
第2章 解放戦争従軍時代(1812年秋〜1814年夏)
  1.ベルリン大学入学の頃
  2.ロシア・プロイセン同盟軍前線への従軍と「緒戦の朝の歌」
  3.「追憶と希望」に見る初期ミュラーの韻律
  4.バウツェンでの過酷な戦場体験
  5.ミュラーの宗教観
  6.ブリュッセルでの情事
第3章 ブリュッセルから故郷へ(1814年秋〜冬)
  1.小説と体験に関わるモチーフと象徴
  2.ブリュッセルからの追放
  3.音の誘惑
  4.『冬の旅』における鬼火
  5.『冬の旅』で表出された死と誠実
  6.被追放者としての自己認識
第4章 ベルリン時代(1815年〜1817年夏)
  1.復古期の出版事情と検閲
  2.恋愛詩における象徴性
  3.天体の擬人化とルイーゼの人物像
  4.恋愛の苦悩と失恋
  5.『美しき水車小屋の娘』の成立
  6.詩の構成における対照性
第5章 成熟期(1817年8月〜1825年)
  1.ウィーンおよびイタリアへの旅
  2.民衆詩への関心
  3.公職就任と検閲問題
  4.『旅する角笛吹きによる77篇遺稿詩集』出版
  5.「ギリシア人の歌」と『冬の旅』の成立
  6.『旅する角笛吹きによる遺稿詩集第2巻』出版
第6章 晩年(1826年〜1827年9月)
  1.自己認識と体験描写
  2.最後の旅と交友
  3.ゲーテの冷遇
  4.死と埋葬
  5.ウーラントの影響とハイネからの評価
  6.民衆性と芸術性
終章 ミュラーとシューベルト
  1.『冬の旅』以前のシューベルト
  2.『冬の旅』歌曲集の出版
  3.自筆譜の語るもの
  4.循環的構造
  5.「おやすみ」の韻律的分析
  6.「おやすみ」に見る詩と音楽