山田 進/著 -- ヤマダ,ススム -- くろしお出版 -- 2017.5 -- 801.2

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
奄美一般 2階閲覧室 801.2/ヤ017 0211625306 一般図書   在架

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館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
奄美一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 意味の探究
書名カナ イミ ノ タンキュウ
著者 山田 進 /著  
著者カナ ヤマダ,ススム
出版地 東京
出版者 くろしお出版
出版者カナ クロシオ シュッパン
出版年 2017.5
ページ数 6,387p
大きさ 22cm
一般件名 意味論
内容紹介 「語の意味」とは何か? 「類語大辞典」の編集・執筆に関わってきた著者が、「意味の本質」「同義・類義・多義」「意味記述の方法」「辞書と意味記述」の4部に渡り、これまで深めてきた考察を明らかにする。
NDC分類(9版) 801.2
ISBN 4-87424-730-3
ISBN13桁 978-4-87424-730-3
定価 ¥4600

目次

序章 ことばの意味とその研究
  1.ことば・ものごと・世界
  2.ことばのかたちと意味
  3.ことばの意味・ものごと・概念
  4.とらえ方と意義素
  5.意義素による記述
  6.語の意味論
  7.本書の構成
第Ⅰ部 意味の本質
第1章 固有名詞と意味
第2章 見せかけの意味要素
  1.「意味」の範囲
  2.「大多数の人に共有されている」意味
  3.「大多数の用法に共通する」意味
  4.ハシルの意味
  5.結論
第3章 意味と概念とをめぐって
第4章 「丸い三角形」はどこがおかしいのか
第5章 語の意味特徴の性格
  1.はじめに
  2.意味と概念
  3.概念の定義
  4.意味の定義
  5.語の意味の表現
  6.意味特徴は概念表現である
  7.語彙の要素としての語の意味
  8.おわりに
第6章 語の形式と意味
  1.語の統合形式
  2.統合形式の意味
  3.形式と意味の関係
  4.語の内在的特徴の分析的表現
  5.形態格の意味
  6.語の意味の存在様式
第7章 事物・概念・意味
  1.はじめに
  2.外界の事物の認めかた
  3.概念
  4.概念と言語表現
  5.概念を一定の観点からとらえる様式としての意味
  6.異なる概念を関係づける様式としての意味
  7.おわりに
第Ⅱ部 同義・類義・多義
第8章 同義に関する二三の問題
  1.双方向含意と言語表現の同一性
  2.同一なのは何か
  3.概念の同一と意味の同一
  4.特定の文脈における同義
  5.トドクとツクの意義素
  6.文脈から補われる意味特徴
  7.対比による特徴
  8.結語
第9章 類義語とはどのような語か
  1.「類義」「類義語」という用語の使い方
  2.類義語の基準についての主な考え
  3.類義判定基準の問題点
  4.まとめと問題点
第10章 類義語の存在理由
  1.はじめに
  2.言い換えとそのパターン
  3.言い換えをするわけ
  4.潜在的な言い換え
  5.類義語の必要性
  6.類義語がなくならないわけ
  7.結論
第11章 多義の処理
  1.意味と文脈
  2.多義と意義素
  3.意義素と文脈
  4.「で」の用法
  5.「で」の意味に関する従来の分析
  6.「で」の意味分析試案
  7.むすび
第12章 多義語の意味記述についての覚え書き
  1.多義語の意味の結びつき
  2.意味の関連性のタイプは規則的に適用されるか
  3.語の意味記述の2つの方向
  4.多義と同音異義
  5.多義語の意味記述の相反する方向
第Ⅲ部 意味記述の方法
第13章 言語普遍的意味特徴による語彙記述
  1.意味を記述する言語
  2.対象言語,記述言語,高次言語
  3.記述言語としての自然言語の性格
  4.言語普遍的な意味特徴
  5.結論
第14章 語の意味はどのようなことばで記述できるのか
  1.意味記述のメタ言語
  2.普通のことば以外のメタ言語による意味記述の性質
  3.普通のことばによる記述のあいまいさ
  4.記号を用いる記述
  5.普通のことばを限定して用いる記述
  6.普通のことばを正確に規定して限定的に用いる記述
第15章 感情の言語表現
  1.感情の言語表現に関するいくつかの問題
  2.「感情」という言葉
  3.感情の言語表現のこれまでの研究
  4.心理学の感情研究
第16章 感情語の意味をどう記述するか
  1.感覚・感情は他者に分かるか
  2.感覚のもとと感覚そのもの
  3.感情そのもの
  4.メタ言語の問題
  5.感情語の体系的記述
第17章 意義素分析の歴史と現状
  1.本章の目的と構成
  2.意義素の定義
  3.意義素による記述および意義素概念の変遷
  4.意義素論とその批判
  5.意義素論的記述から見えること
第Ⅳ部 辞書と意味記述
第18章 辞書の意味記述
  1.辞書が対象とする語彙の種類
  2.辞書の対象者と記述のタイプ
  3.意味記述の難問題
  4.意味の性質と記述のスタイル
  5.「完全な意味記述」は可能か?
第19章 意味分類辞書
  1.はじめに
  2.語彙における語の関連性
  3.一般辞書とシソーラス
  4.シソーラスでの語の意味記述
  5.シンタグマティックな語の関連性
  6.意味分類辞書
  7.語をどのように分類し,配列するか
  8.語の新しい分類方式
  9.語の空間的な配列は絶対に必要か
第20章 意味から引く辞書
  1.一般辞書を逆に引く
  2.語の意味と外界の事物
  3.語義説明句と語の意義,あるいは事物との関係
  4.事物から言語表現へ
  5.語義説明句から語を引けるか
  6.近似的な意味引き辞書
第21章 「いい」の意味論
  1.はじめに
  2.「イイ+名詞」の意味解釈の多様性
  3.イイの基本的な意味特徴
  4.何がイイのか
  5.暗黙の了解
  6.イイのその他の用法
  7.「受け入れる」という特徴
  8.むすび