小馬 徹/著 -- コンマ,トオル -- 神奈川大学出版会 -- 2017.4 -- 382.454

※所蔵欄の「帯出区分」が「貸出禁止」のものや、「状態」が「在架」のものは予約できません。

※奄美図書館からの取り寄せは、システムの関係上、来館しての手続きが必要です。

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 書庫A2層 382.4/コ017 0115483281 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 「統治者なき社会」と統治
書名カナ トウチシャ ナキ シャカイ ト トウチ
副書名 キプシギス民族の近代と前近代を中心に
著者 小馬 徹 /著  
著者カナ コンマ,トオル
出版地 横浜
出版者 神奈川大学出版会
出版者カナ カナガワ ダイガク シュッパンカイ
出版年 2017.4
ページ数 5,246p
大きさ 21cm
一般件名 キプシギス
内容紹介 英国の手による植民地化と、ケニア独立を2つの突出した変化のピークとして展開されてきた、キプシギス社会の現代史。39年間にわたり、現地参与観察調査を続けてきた著者が、劇的な社会と文化の変容を論じる。
NDC分類(9版) 382.454
ISBN 4-906279-11-1
ISBN13桁 978-4-906279-11-1
定価 ¥2500

目次

序章 「統治者なき社会」研究の展望
  はじめに
  一 キプシギス民族と植民地化、近代化
  二 「統治者なき社会」の研究とその歴史
  おわりに
第1部 言語と民族・国家
第一章 スワヒリ語による国民形成と植民地近代性論
  はじめに
  一 問題の所在
  二 スワヒリ語の生成と発展
  三 領土間言語委員会とその時代
  四 ケニアの言語政策の裏表
  五 タンザニアとスワヒリ語の近代化のもつ意味
  おわりに
第二章 キプシギスの殺人事件から見た国家と民族
  はじめに
  一 見えないアフリカ
  二 描かれるべき「文化」とは何か
  三 二人の殺人者
  四 《事例1》の分析-信頼される伝統的秩序
  五 《事例2》の分析-民族の法と国家の法
  六 カレンジンと民族的自画像
  おわりに
第2部 行き交い、ぶつかり合う時間と時代
第三章 マサイのビーズの腕時計
  はじめに
  一 マサイの腕時計の「存在しない時間」の特性
  二 機械時計とユートピアの構造
  三 「歴史とユートピア」-「時間と時計」の逆説
  四 永遠のナチュラリスト、マサイ人
  五 マサイ人とキプシギス人
  六 「直線型」年齢組と「円環型」年齢組
  七 マサイ人と「歴史」
  八 ユートピアとカレンジン現象
第四章 走りそびれたランナーたち
  はじめに
  一 世界記録を追う牛追い人たち
  二 植民地化からケニア独立へ-まったなしの近代化
  三 フランク・ロノの父祖の歴史と暮らし
  四 子だくさんの家族を養うカネと才覚
  五 土地も職もない若者たちの世紀
  六 近代化と新たな人間類型
  おわりに
第3部 老人の権力-「統治者なき社会」はあるか
第五章 挨拶・握手行動の身体論と政治学
  はじめに
  一 手という官能-表情に関する手と顔の相補性と対照性
  二 人間の身体の相互性と触覚の社会的管理
  三 キプシギスの握手と挨拶
  おわりに
第六章 通過儀礼としてのイニシエーションの論理
  はじめに
  一 「運命」としての思春期
  二 社会化の過程と成年式
  三 加入礼と通過儀礼の論理
  四 反抗と統制の弁証法
  五 現代社会と成年式
  おわりに