中野渡 俊治/著 -- ナカノワタリ,シュンジ -- 思文閣出版 -- 2017.3 -- 210.3

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 書庫B2層 210.3/ナ017 0115429649 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 古代太上天皇の研究
書名カナ コダイ ダイジョウ テンノウ ノ ケンキュウ
著者 中野渡 俊治 /著  
著者カナ ナカノワタリ,シュンジ
出版地 京都
出版者 思文閣出版
出版者カナ シブンカク シュッパン
出版年 2017.3
ページ数 7,268,7p
大きさ 22cm
一般件名 日本-歴史-古代 , 天皇制-歴史
内容紹介 8〜10世紀の古代天皇制を、太上天皇(=譲位した天皇)を主軸として考察。太上天皇の地位の歴史的変遷を解明するとともに、太上天皇が、皇位継承や天皇の正当性の問題に深く関わる様相を明らかにする。
NDC分類(9版) 210.3
ISBN 4-7842-1887-5
ISBN13桁 978-4-7842-1887-5
定価 ¥5400

目次

序章 本書の視点
  第一節 八世紀の問題
  第二節 九世紀以降の問題
第一部 天智天皇と不改常典
第一章 奈良時代の天智天皇観-皇統の問題から-
  はじめに
  第一節 奈良時代における天智天皇の位置
  第二節 皇位継承と天智天皇
  第三節 天智天皇と藤原氏
  おわりに
第二章 不改常典試論
  はじめに
  第一節 不改常典研究の論点
  第二節 不改常典の用例と発言者
  第三節 聖武天皇と天智天皇
  第四節 不改常典とは
  おわりに
第二部 奈良時代の太上天皇
第三章 八世紀太上天皇の存在意義
  はじめに
  第一節 春名説に対する疑問
  第二節 太上天皇の行動の実例とその役割
  第三節 皇統の正当性の根拠としての太上天皇
  おわりに
第四章 天平十六年難波宮皇都宣言をめぐる憶説
  はじめに
  第一節 難波宮「皇都」宣言の論点
  第二節 難波宮皇都宣言に至る経緯
  第三節 元正太上天皇の行動
  第四節 難波宮と紫香楽宮
  おわりに
第五章 孝謙太上天皇と「皇帝」尊号
  はじめに
  第一節 孝謙太上天皇への「皇帝」尊号奉献
  第二節 孝謙太上天皇の「大事小事」分離宣言
  第三節 孝謙太上天皇と紀寺奴の放賤従良問題
  第四節 孝謙太上天皇と皇統の問題
  おわりに
第五章附論 『続日本紀』天平宝字二年八月庚子朔条「上臺」考
  はじめに
  第一節 辞書における「上臺」の語釈
  第二節 『続日本紀』注釈書における解釈
  第三節 隋唐期における「上臺」の語の用例
  第四節 隋唐期以前の用例
  第五節 南朝・隋・唐での使用とその背景
  第六節 日本への「上臺」の語の導入
  おわりに
第六章 藤原仲麻呂の大師任官
  はじめに
  第一節 大師と太政大臣
  第二節 仲麻呂の大師任官
  おわりに
第三部 平安時代の太上天皇
第七章 平安時代初期の太上天皇
  はじめに
  第一節 延暦の太上天皇
  第二節 平城太上天皇
  第三節 譲り合う天皇・太上天皇
  おわりに
第八章 清和太上天皇期の王権構造
  はじめに
  第一節 太上天皇と摂政
  第二節 太上天皇と天皇
  第三節 宇多太上天皇の場合
  おわりに
補論 古代日本における公卿上表と皇位
  はじめに
  第一節 「上表」とは
  第二節 日本における上表の事例
  第三節 公卿上表と皇位継承
  おわりに
終章 本書の成果と展望