多田 蔵人/著 -- タダ,クラヒト -- 東京大学出版会 -- 2017.3 -- 910.268

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 910.2/ナ017 0115445496 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 永井荷風
書名カナ ナガイ カフウ
著者 多田 蔵人 /著  
著者カナ タダ,クラヒト
出版地 東京
出版者 東京大学出版会
出版者カナ トウキョウ ダイガク シュッパンカイ
出版年 2017.3
ページ数 5,224,4p
大きさ 22cm
内容紹介 江戸文化へのまなざしを通して、近代へ鋭い批判をくわえたとされる永井荷風。彼ににとって江戸文化は耽溺するものではなく、新しい意味での芸術としての小説を創出する場だった。「小説家」荷風の物語技法を明らかにする。
NDC分類(9版) 910.268
ISBN 4-13-086051-2
ISBN13桁 978-4-13-086051-2
定価 ¥4200

目次

はじめに-「小説」の位置
  一 江戸趣味と小説
  二 <引用>の役割
  三 本書の構成と方法
第一章 伝承-『狐』
  一 自己規定の内実
  二 空間構造と物語構造
  三 狐退治の意味
  四 「自分」の言葉の位置
第二章 暗黒面-『すみだ川』
  一 浅草の位置
  二 <省略>の意味
  三 悲劇の輻輳
  四 「目的のない時間」の輪郭
  五 引用の乱反射
第三章 議論-『冷笑』
  一 「議論」と「小説」
  二 「冷笑」の機能
  三 幻影と言葉
  四 言葉への不信
第四章 制度-『戯作者の死』
  一 「戯作者」荷風
  二 種彦の懊悩
  三 二つの秩序
  四 夢の意味
  五 小説の位置
第五章 文体-『雨瀟瀟』
  一 「デアル」の位置
  二 引き裂かれた文体
  三 物語の<見え方>
  四 沈黙の意味
  五 文体創出という幻想
第六章 都市-『雪解』
  一 沈黙期の意味
  二 「江戸趣味」の位置
  三 <人情>の変奏
  四 物語の破れ目
第七章 モダニスム-『つゆのあとさき』
  一 文壇復帰について
  二 「女給」の造型
  三 幻影の性
  四 旧様式の役割
  五 虚構の現代史
第八章 映像-『濹東綺譚』
  一 自制する言葉
  二 玉の井をめぐる物語
  三 「過去の幻影」
  四 崩れさる文学様式
  五 小説の言葉