池内 敏/著 -- イケウチ,サトシ -- 名古屋大学出版会 -- 2017.2 -- 210.5

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 書庫B2層 210.5/イ017 0115469918 一般図書   在架

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館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 絶海の碩学
書名カナ ゼッカイ ノ セキガク
副書名 近世日朝外交史研究
著者 池内 敏 /著  
著者カナ イケウチ,サトシ
出版地 名古屋
出版者 名古屋大学出版会
出版者カナ ナゴヤ ダイガク シュッパンカイ
出版年 2017.2
ページ数 11,489,9p
大きさ 22cm
一般件名 日本-歴史-江戸時代 , 日本-対外関係-朝鮮-歴史
内容紹介 近世日朝関係のルートは朝鮮通信使にとどまらない。その外交を最前線でささえた京都五山僧の役割と実像を、訳官使の往来、釜山倭館との関係、漂流民送還など、広い視野でとらえて日朝外政システムの全体像を解明する。
NDC分類(9版) 210.5
ISBN 4-8158-0866-2
ISBN13桁 978-4-8158-0866-2
定価 ¥6800

目次

序章 禅僧と「外交」の近世
  はじめに
  一 以酊庵輪番制の成立前史
  二 東アジアの国際秩序と近世日本
  三 本書の問題関心と内容・構成
第Ⅰ部 朝鮮外交機構と以酊庵
第1章 以酊庵と輪番制
  はじめに
  一 以酊庵輪番制に関わる研究史
  二 以酊庵の位置と生活
  おわりに
第2章 以酊庵輪番制考
  はじめに
  一 日朝間の外交文書管掌
  二 幕府の出先機関、監察機関としての以酊庵輪番制
  おわりに
第3章 二つの輪番制
  はじめに
  一 対馬藩における外交文書点検・作成能力
  二 東向寺輪番制
  三 以酊庵輪番制と清書役中・東向寺輪番僧
  おわりに
第4章 十八世紀の輪番制廃止論議
  はじめに
  一 以酊庵輪番制廃止の主張
  二 議論の推移
  おわりに
第Ⅱ部 訳官使と朝鮮通信使
第5章 訳官使考
  はじめに
  一 訳官使接待の五つの儀礼
  二 幕府と訳官使
  おわりに
第6章 訳官使の接待空間
  はじめに
  一 訳官使接待の空間構成
  二 能興行
  三 文化易地聘礼における接待空間
  おわりに
第7章 朝鮮通信使と以酊庵輪番僧
  はじめに
  一 朝鮮通信使の日記に見える以酊庵僧
  二 以酊庵僧の特徴的なすがた
  おわりに
第8章 朝鮮通信使延聘交渉と梅荘顕常
  はじめに
  一 江戸聘礼延期論
  二 延聘を求める書翰
  三 延聘交渉と以酊庵
  おわりに
  付論1 朝鮮「信使」と朝鮮「通信使」
第Ⅲ部 漂流と漂流記
第9章 東アジア海域の漂流民送還体制
  はじめに
  一 近世における朝鮮人漂流民の送還
  二 近世から近代に至る漂流民送還制度
  三 近世的慣行からの離脱
  おわりに
第10章 江戸時代日本に残された漂流記
  はじめに
  一 漂流の時代と漂流記
  二 近世日本人の朝鮮漂流記
  三 異なる漂流史料の比較対照
  おわりに
第11章 薩摩船の朝鮮漂流記
  はじめに
  一 薩摩武士と朝鮮官僚との交流
  二 武士と民衆
  おわりに
第Ⅳ部 モノと言葉
第12章 江戸時代における日本人と朝鮮人の対話
  はじめに
  一 癸未使行録に見える訳官のすがた
  二 倭学訳官の能力
  おわりに
第13章 梅荘顕常と朝鮮
  はじめに
  一 明和通信使との交流
  二 以酊庵輪番僧として
  おわりに
第14章 十八世紀対馬における日朝交流
  はじめに
  一 対馬藩側から見た訳官使
  二 金弘祖『海行記』から見た訳官使
  三 訳官使に見る日朝交流のすがた
  おわりに
第15章 日朝間の贈物・誂物
  はじめに
  一 朝鮮からの贈物・取寄物
  二 朝鮮への贈物・持出品
  おわりに
  付論2 幕閣の吐露した朝鮮認識と以酊庵僧
終章 日朝外交史上の江戸時代
  はじめに
  一 以酊庵僧の選抜と「大君」号
  二 近世的な国際秩序
  おわりに