大道 晴香/著 -- オオミチ,ハルカ -- 弘文堂 -- 2017.2 -- 387

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 387/オ017 0115464430 一般図書   在架
奄美一般 2階閲覧室 387/オ017 0211616404 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1
奄美一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 「イタコ」の誕生
書名カナ イタコ ノ タンジョウ
副書名 マスメディアと宗教文化
著者 大道 晴香 /著  
著者カナ オオミチ,ハルカ
出版地 東京
出版者 弘文堂
出版者カナ コウブンドウ
出版年 2017.2
ページ数 416p
大きさ 22cm
一般件名 民間信仰 , シャーマニズム , マス・メディア
内容紹介 現実のイタコが高齢化した一方で、マンガやアニメでは少女イタコがシャーマンとして活躍している。東北の民俗宗教はいかにして新しい宗教文化になり得たのか。フィールドワークと資料の発掘、質問調査から丹念に追跡する。
NDC分類(9版) 387
ISBN 4-335-16086-8
ISBN13桁 978-4-335-16086-8
定価 ¥4500

目次

序章 問題の所在
  一 研究の目的
  二 本研究の意義
  三 本研究の対象
  四 研究方法
第一部 マスメディアによる《イタコ》像の形成
第一章 大衆文化としての《イタコ》とは何か
  一 民俗文化としてのイタコについて
  二 「大衆文化」としての《イタコ》について
第二章 《イタコ》の登場とブームの到来
  一 問題の所在
  二 活字メディアに見る《口寄せ巫女》
  三 《イタコ》の登場
  四 「現代」との衝突と文化的価値の創出
  五 結語
第三章 「オカルトブーム」と宗教性の“大衆化”
  一 問題の所在
  二 「オカルトブーム」以前の「我々」と「他者」
  三 「オカルトブーム」による再表象
  四 結語
第四章 ステレオタイプの形成と《イタコ》の増殖
  一 問題の所在
  二 《イタコ》の比喩的用法に見るステレオタイプの形成
  三 ステレオタイプの形成と《イタコ》の敷衍的利用
  四 結語
第五章 《イタコ》の登場と《恐山》像の変容
  一 問題の所在
  二 《イタコ》以前の《恐山》
  三 観光ガイドブックにみる《恐山》の変容
  四 「死者に会える山」に対する霊場管理者の反応
第二部 《イタコ》像の普及と民俗文化の変容
第六章 表象の普及と宗教的リアリティの形成
  一 問題の所在
  二 方法
  三 結果
  四 考察
第七章 表象の受容と再生産
  一 問題の所在
  二 青森県の刊行物に見る表象の受容と再生産
  三 むつ市の刊行物に見る表象の受容と再生産
  四 「みちのくの神秘 地獄極楽恐山展」
  五 結語
第八章 表象の消費と恐山の変容
  一 問題の所在
  二 《恐山のイタコ》の普及と来訪者数の変化
  三 表象受容者の参入と霊場の変容
  四 菩提寺による“在るべき霊場像”の形成
  五 結語
第九章 恐山の近代化
  一 問題の所在
  二 前史
  三 大湊線の開通と恐山をめぐる状況の変化
  四 「観光化」の内実
  五 結語
第一〇章 《恐山のイタコ》を求める人々
  一 問題の所在
  二 祭典の概況
  三 祭典に参加した「イタコ」について
  四 期間中の動向
  五 口寄せ依頼者の実態
  六 しゃくなげ荘での「イタコくち寄せ」について
  七 結語
第一一章 マスコミのまなざしと自己表象の再編
  一 問題の所在
  二 マスメディア介入前の<恐山信仰>
  三 他者のまなざしと<恐山信仰>の再編
  四 自己規定のストラテジー(一)
  五 自己規定のストラテジー(二)
  六 結語
第一二章 巫業の変容
  一 問題の所在
  二 「イベント型口寄せ」の歴史
  三 八戸観光コンベンション協会による「イタコの口寄せ」
  四 まかど温泉ホテルの“イタコの口寄せ体験プラン”
  五 考察
終章 結論