安藤 藍/著 -- アンドウ,アイ -- ミネルヴァ書房 -- 2017.2 -- 369.43

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 書庫A3層 369.4/ア017 0115439267 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 里親であることの葛藤と対処
書名カナ サトオヤ デ アル コト ノ カットウ ト タイショ
副書名 家族的文脈と福祉的文脈の交錯
シリーズ名 MINERVA社会福祉叢書
著者 安藤 藍 /著  
著者カナ アンドウ,アイ
出版地 京都
出版者 ミネルヴァ書房
出版者カナ ミネルヴァ ショボウ
出版年 2017.2
ページ数 9,319p
大きさ 22cm
シリーズ名 MINERVA社会福祉叢書
シリーズ名カナ ミネルヴァ シャカイ フクシ ソウショ
叢書巻次 54
一般件名 里親制度
内容紹介 里親が抱える葛藤を検証すると共に、豊富なインタビュー調査から、里親を取り巻く諸機関、長期的養育の困難性、里親委託終了後の関係性などを考察。里親制度の基本概念や先行研究も詳説し、里親の立場とその可能性を探究する。
NDC分類(9版) 369.43
ISBN 4-623-07863-9
ISBN13桁 978-4-623-07863-9
定価 ¥5500

目次

序章 里親研究の射程
  第1節 問題の所在
  第2節 本研究の基礎概念
  第3節 研究目的と本書の構成
第1章 里親養育の概況
  第1節 里親養育の歴史
  第2節 里親制度の規定する里親「家族」像の変遷:関連省令・通知等を素材に
  第3節 現代の里親養育の実態
第2章 里親経験はいかに捉えられてきたのか
  第1節 里親養育研究の展開:「拡充論」「支援論」の到達点と課題
  第2節 家族研究の系譜と里親家族
  第3節 ケア・支援の社会学への展望
  第4節 理論的視座
  第5節 本書の立場
第3章 里親たちの語り
  第1節 インタビュー調査概要
  第2節 調査協力者の特徴
  第3節 分析手続き
第4章 共存する「社会的養護としての養育」と「ふつうの子育て」
  第1節 本章の課題:子どもをあずかれば親子になるのか
  第2節 多様な里親像
  第3節 「里子」としての理解:委託以前の非共有時間に向きあって
  第4節 「実子と同じ」という理解
  第5節 「社会的養護としての養育」と「ふつうの子育て」との葛藤
  第6節 本章のまとめ:「養育」と「子育て」の関係
第5章 家庭であること/仕事であることをめぐって
  第1節 本章の課題:里親養育はなぜ「仕事」と距離化されがちなのか
  第2節 専門性との距離化
  第3節 施設生活との対比で語られる家庭らしさの価値
  第4節 仕事としての要保護児童ケアとの異同
  第5節 養育費,里親手当の解釈:報酬受取・賃労働化の回避
  第6節 本章のまとめ:顕在化する家族ケアの特性
第6章 親であること/支援者であることをめぐって
  第1節 本章の課題:里親は実親の代替なのか
  第2節 実親との交流がない場合
  第3節 実親との交流がある場合
  第4節 里親子関係終了後の実親への対応
  第5節 本章のまとめ:実親の存在感
第7章 措置委託解除後の子どもとのかかわりにおける葛藤と対処
  第1節 本章の課題:措置委託が終わると里親里子は「純粋」な家族になるのか
  第2節 措置委託解除の2つの意味
  第3節 子どもとの意向の調整:里親の許容範囲内の場合
  第4節 子どもの意向・里親の理想と里親の許容範囲が一致しない場合
  第5節 里親子関係の帰着点
  第6節 本章のまとめ:重なり,すれ違う里親子の期待
終章 里親たちの葛藤に通底する困難とその生起メカニズム
  第1節 本研究の主要な知見
  第2節 本研究の意義と今後の展望