内村 和至/著 -- ウチムラ,カツシ -- 青土社 -- 2016.12 -- 188.6

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 書庫A1層 188.6/ウ016 0115484081 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 異形の念仏行者
書名カナ イギョウ ノ ネンブツ ギョウジャ
副書名 もうひとつの日本精神史
著者 内村 和至 /著  
著者カナ ウチムラ,カツシ
出版地 東京
出版者 青土社
出版者カナ セイドシャ
出版年 2016.12
ページ数 333,9p
大きさ 20cm
一般件名 浄土教
内容紹介 正統からはずれていった者たちの宗教テクストを精緻に読み直すことでたどりつく、傍流の日本精神史。江戸期浄土僧の事跡を追い、上田秋成の往生解釈、そして親鸞の「横超」をも取り上げ、信仰という情念の不可思議さにせまる。
NDC分類(9版) 188.6
ISBN 4-7917-6957-5
ISBN13桁 978-4-7917-6957-5
定価 ¥3200

目次

序章 メディアと他者-テクストのアルゴナウティカ
第Ⅰ部 日本的言語観の基底
第一章 空海・メディアの形而上学者-『声字実相義』
  はじめに
  『声字実相義』-言語・声字・宇宙的振動
  宇宙的身体としての声字
  仏のモナドロジー
  『釈摩訶衍論』からの転回-如義言説と即身成仏
  真言の構造
  おわりに-空海言語論のメディア的性格
第二章 <五十音思想>素描-『五十音和解』
  はじめに
  <五十音思想>の輪郭
  『五十音和解』について-書誌・翻刻
  『五十音和解』解読
  おわりに
第三章 フィクションとしての妙好人-『崑崙実録』
  はじめに
  江戸時代における大和清九郎伝
  『崑崙実録』の文脈
  『崑崙実録』の周辺-尼崎屋の活動から
  「読み物」としての清九郎伝
  おわりに
第Ⅱ部 往生する身体
第一章 忘却の反復-『春雨物語』「二世の縁」
  はじめに
  中断された即身仏行
  後世願い
  反復される母子関係
  <不在の父>と<男女対>
  おわりに
第二章 ある念仏行者のドキュメント-『待定法師忍行念仏伝』
  はじめに
  『待定法師忍行念仏伝』書誌
  待定略伝-肉体虐使の生涯
  待定における信仰の構造-入信と出家
  易行と苦行の境界
  おわりに
第Ⅲ部 記述される信仰
第一章 地獄極楽見聞記・注釈-宝洲評注『孝感冥祥録』
  はじめに
  『孝感冥祥録』書誌
  『孝感冥祥録』の成立過程
  宝洲評注の基本的性格
  宝洲の学問と信仰
  おわりに
第二章 捨聖と学僧の境界線-『無能和尚行業記』
  はじめに
  無能の死と宝洲
  厭求と宝洲
  『無能伝』と『冥祥録』
  宝洲の文献世界
  おわりに
第Ⅳ部 テクストと超越
第一章 宝洲槃譚-江戸中期浄土僧の足跡
  はじめに
  宝洲の活動期の概観
  芝増上寺時代
  伊勢白子悟真寺時代
  相馬興仁寺時代
  京都法然院時代-その死まで
  宝洲の著作
  おわりに
第二章 「横超」論-カタルシスなき身体
  はじめに
  「横超」の発出
  「二双四重」への展開
  「横超」の構造
  発熱する身体
  おわりに
終章 <よむ>をめぐって-不可視の他者へ