森久 聡/著 -- モリヒサ,サトシ -- 新曜社 -- 2016.7 -- 291.76

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 291.7/モ016 0115375057 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル <鞆の浦>の歴史保存とまちづくり
書名カナ トモノウラ ノ レキシ ホゾン ト マチズクリ
副書名 環境と記憶のローカル・ポリティクス
著者 森久 聡 /著  
著者カナ モリヒサ,サトシ
出版地 東京
出版者 新曜社
出版者カナ シンヨウシャ
出版年 2016.7
ページ数 5,278p
大きさ 22cm
一般件名 福山市 , 史跡名勝 , 道路計画 , 住民運動
内容紹介 瀬戸内海に臨み、近世の町並みが残る鞆の浦。その景観を守るために道路建設は見送られた。なぜ人々は鞆港を守る運動に力を尽くすのか。ローカルな歴史文化、地域社会構造、人々の記憶等を背景に、鞆港保存問題の全容を解明。
NDC分類(9版) 291.76
ISBN 4-7885-1473-7
ISBN13桁 978-4-7885-1473-7
定価 ¥3800

目次

序章-<鞆の浦>の歴史をたどる旅のはじまり
第一部 歴史保存とまちづくりへのアプローチ
第1章 歴史保存とまちづくり何が問われてきたか
  1 歴史的環境とは何か
  2 「4W1H」の視点
  3 「4W1H」の視点からみる多様なアプローチ
  4 本書の問題関心の所在
第2章 なぜまちの歴史を保存するのか
  1 「なぜ保存するのか」という問いかけ
  2 「4W1H」からみる環境社会学のアプローチ
  3 「4W1H」からみる都市社会学・地域社会学のアプローチ
  4 「4W1H」からみる文化社会学のアプローチ
  5 環境(空間)・記憶・政治の社会学
  6 鞆港保存問題の考察に向けて
第3章 地域的伝統を探る
  1 地域的伝統へのまなざし
  2 分析視角としての年齢階梯制社会
  3 地域的伝統の民俗学・社会学研究
  4 市民的公共圏論
  5 地域問題における<政治風土>
第二部 鞆港保存問題に揺れるローカル・コミュニティ
第4章 栄枯盛衰の物語を持つ港町<鞆の浦>
  1 <鞆の浦>の現在
  2 潮待ちの港町・鞆の繁栄
  3 近代化から取り残されたまち
  4 年齢階梯制のローカリティ
  5 鞆の浦の伝統と民俗にみる年齢階梯制
第5章 鞆港保存問題をめぐる地域論争
  1 鞆港保存問題の経緯
  2 計画凍結から行政訴訟へ
  3 <道路建設派><靹港保存派>の主張と争点
  4 鞆港保存問題の現在
第三部 鞆港保存問題の社会学的実証研究
第6章 鞆港の空間・記憶・政治
  1 鞆港の空間と記憶
  2 鞆港の港湾整備事業の歴史と支配層の変遷
  3 地域指導者層による道路建設の推進
  4 「平の浦」からみる利便性
  5 若手男性経営者層による保存運動
  6 地方名望家層による保存運動
  7 女性・主婦層による保存運動
  8 「保存か開発か」をめぐる政治的実践
第7章 なぜ鞆港を守ろうとするのか
  1 なぜ保存するのか
  2 「保存の論理」の分節化
  3 「鞆の浦・海の子」による保存運動
  4 「鞆の浦・海の子」の<保存する根拠>と<保存のための戦略>
  5 地域社会の紐帯としての歴史的環境
第8章 「話し合い」のローカリティ
  1 鞆港保存問題における「2つの問い」
  2 合議制を持つ漁村社会
  3 鞆の浦の地域的特質
  4 市民的公共圏と合議制
第四部 <鞆の浦>の歴史保存とまちづくり
第9章 <鞆の浦>の歴史的環境保存
  1 鞆港保存問題の社会学的解明
  2 環境と記憶のローカル・ポリティクス
  3 空間の保存と記憶の継承
  4 「変化しないこと」の社会学
終章-<鞆の浦>の歴史をたどる旅のおわり
  1 歴史的環境保存の意味
  2 残された疑問
  3 鞆港保存問題の解決とまちづくりに向けて
補遺 現地調査の実際