張 一兵/著 -- チョウ,イツヘイ -- 世界書院 -- 2016.6 -- 138

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 書庫A1層 138/チ016 0115391807 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル レーニンへ帰れ
書名カナ レーニン エ カエレ
副書名 『哲学ノート』のポストテクストロジー的解読
著者 張 一兵 /著, 中野 英夫 /訳  
著者カナ チョウ,イツヘイ
出版地 東京
出版者 世界書院
出版者カナ セカイ ショイン
出版年 2016.6
ページ数 591p
大きさ 22cm
一般件名 哲学ノート
内容紹介 マルクス主義哲学の歴史的発展の重要な未完成の原稿集であるレーニンの「哲学ノート」。その解読を通して、レーニンが唯物弁証法思想を理解し発展させていった過程の重要な論理的変化と飛躍的な認識の深層の意味を検討する。
NDC分類(9版) 138
ISBN 4-7927-9569-6
ISBN13桁 978-4-7927-9569-6
定価 ¥6000

目次

序論
  一、レーニン哲学の非同質性
  二、レーニン『哲学ノート』はいかなる「書物」なのか
  三、『哲学ノート』テキストの基本概況
  四、『ベルンノート』のテキスト構造
  五、レーニン『哲学ノート』の伝統的研究の様々な姿
  六、思考回路を替える
  七、『ベルンノート』レーニンのヘーゲル哲学研究過程における思想変化の歴史的原像
上篇 哲学の聖殿へと向かうレーニン
第1章 革命実践中の青年レーニンと歴史の主体・客体次元
  一、青年レーニンと歴史弁証法の客体次元
  二、青年レーニンとその師プレハーノフ
  三、青年レーニンの『聖家族』解読
  四、主体次元 青年レーニンの思想の最初の変化
  五、階級意識と革命的能動性
第2章 レーニン・プレハーノフと哲学的唯物論
  一、レーニン 初めての系統的な哲学理論学習の背景
  二、擬似テキスト 解読コメントおよびその解読方法
  三、哲学的唯物論 『マルクス主義の根本問題』へのコメント
  付論1 物・関係・物神性 忘れ去られた思想闘争
第3章 レーニンとディーツゲンの哲学的唯物論
  一、ディーツゲンの哲学的唯物論の解読
  二、ディーツゲンとマルクス・エンゲルスという「同志」
  三、「弁証法的唯物論」と認識論
第4章 レーニンの現代西洋哲学に対する初歩的理解
  一、解読中のレーニンの以前との違い
  二、レイ『現代哲学』についてのコメント
  三、広範な哲学研究の領域 西洋哲学・科学研究の覚え書き
第5章 レーニンのフォイエルバッハ哲学についての抜書きノート
  一、自然界と宗教
  二、唯物論、やはり唯物論
  三、「史的唯物論の萌芽」
第6章 ロシアの思想家 依然として唯物論を
  一、物質実体論 デボーリンの「弁証法的唯物論」へのコメント
  二、チェルヌィシェフスキーを理解する
第7章 マルクス主義を全面的に理解し宣伝する
  一、マルクス主義は行動の指針である
  二、「カール・マルクス」の哲学的観点
  三、マルクス主義思想史の手がかり
第8章 『マルクス・エンゲルス往復書簡集』解読ノート
  一、弁証法 なぜヘーゲルなのか
  二、ヘーゲル弁証法がわからないのは一つの誤りである
  三、弁証法はマルクス主義の精神である
下篇 『ベルンノート』 哲学の巨人の肩に立つレーニン
第9章 ヘーゲル哲学解読の最初の視界
  一、レーニンはなぜヘーゲルを読もうとしたのか
  二、当初の読解の3つの支点
  三、レーニンは本当に簡単にヘーゲルを解読し理解したのか
  四、「わかりにくい」から思想の火花の閃きへ
第10章 まったく新たな解読枠組みの突然の出現と理論的軌道転換
  一、難解の中の批判と肯定 解読進展中の論理矛盾
  二、読書思路の革命的飛躍
  三、認識上の突破の中の三つの「重要な意義」
第11章 実践を本質とする唯物弁証法
  一、解読中の弁証法思想理解の前期の手がかり
  二、実践的弁証法 唯物弁証法に対するレーニンの新たな認識
  三、実践 客観的世界像を作り上げる
  付論2 ある削除されたテキストの存在:マルクス哲学コンテキスト中の歴史概念
第12章 論理学、認識論、主観的弁証法の客観的実践弁証法における統一
  一、「三者一致」とヘーゲル哲学の思路
  二、認識論と論理学の「二者一致」の発見
  三、実践の弁証法「三者一致」の唯一の基点
第13章 脱聖化 レーニンの弁証法と認識論の「16の要素」
  一、テキスト構造の論理的分析
  二、「16の要素」の弁証法と認識論の思想
  三、一つの評論
第14章 ヘーゲル哲学研究の総括
  一、哲学史の中に実践の弁証法を確認する
  二、重要な読書のまとめと心得
  三、「弁証法の問題について」 弁証法学習のおもな収穫
付録1 否定の否定学説に内在する論理構造
付録2 『ベルンノート』の意義
付録3 ネフスキー「弁証法的唯物論と硬直化した反動派の哲学」に関するレーニンとブハーリンのメモのやり取り