藤野 豊/著 -- フジノ,ユタカ -- 六花出版 -- 2016.3 -- 498.6

※所蔵欄の「帯出区分」が「貸出禁止」のものや、「状態」が「在架」のものは予約できません。

※奄美図書館からの取り寄せは、システムの関係上、来館しての手続きが必要です。

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 書庫A6層 498.6/フ016 0115338022 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 孤高のハンセン病医師
書名カナ ココウ ノ ハンセンビョウ イシ
副書名 小笠原登「日記」を読む
著者 藤野 豊 /著  
著者カナ フジノ,ユタカ
出版地 東京
出版者 六花出版
出版者カナ リッカ シュッパン
出版年 2016.3
ページ数 5,216p
大きさ 21cm
一般件名 ハンセン病
内容紹介 戦前・戦後を一貫して絶対隔離政策に反対し、ハンセン病患者の通院治療、通常の入院治療を実施した医師・小笠原登。「日記」を基に、1940〜54年の彼の言動を解明する。『敬和学園大学研究紀要』等掲載をもとに書籍化。
NDC分類(9版) 498.6
ISBN 4-905421-95-5
ISBN13桁 978-4-905421-95-5
定価 ¥1800

目次

序章 小笠原登「日記」の史料的意義
  第一節-ハンセン病絶対隔離政策の歴史
  第二節-小笠原登に関する研究史
  第三節-小笠原登「日記」の概要とその史料的意義
第一章 絶対隔離推進者との論争
  第一節-小笠原登のハンセン病に対する知見
  第二節-『中外日報』『朝日新聞(大阪)』紙上の論争
  第三節-癩学会総会の前夜
  第四節-癩学会総会における論争
  第五節-癩学会総会後の小笠原登
第二章 戦時下の皮膚科特研
  第一節-小笠原登の「救癩」観
  第二節-皮膚科特研における患者処遇
  第三節-絶対隔離政策と皮膚科特研
第三章 戦局悪化のなかの皮膚科特研
  第一節-悪化する戦局と皮膚科特研
  第二節-戦時下の国立療養所と皮膚科特研
  第三節-無癩県運動と皮膚科特研
第四章 小笠原登を支えたひとびと
  第一節-浄土真宗のひとびと
  第二節-浄土宗のひとびと
  第三節-臨済宗のひとびと
  第四節-清水寺住職大西良慶
  第五節-その他の仏教者
  第六節-キリスト者戸田八重子
第五章 京都帝国大学が生んだ小笠原登と異なるハンセン病研究
  第一節-鈴江懐のハンセン病研究
  第二節-優生学と骨格標本
  第三節-解剖と標本化の倫理
第六章 国立豊橋病院における小笠原登
  第一節-戦後のハンセン病絶対隔離政策の論理
  第二節-小笠原登退職後の皮膚科特研
  第三節-論文「私は癩をかくの如く見る」への愛着
  第四節-国立豊橋病院皮膚科における小笠原の活動
  第五節-圓周寺帰郷時の小笠原のハンセン病治療
終章 小笠原登を現代に問う