渡部 泰明/監修 -- ワタナベ,ヤスアキ -- 金の星社 -- 2016.1 -- 911.147

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図児童 児童詩短歌 91/ク016 0121304489 児童図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図児童 1 0 1

資料詳細

タイトル 百人一首人物大事典
書名カナ ヒャクニン イッシュ ジンブツ ダイジテン
著者 渡部 泰明 /監修, グラフィオ /編  
著者カナ ワタナベ,ヤスアキ
出版地 東京
出版者 金の星社
出版者カナ キン ノ ホシシャ
出版年 2016.1
ページ数 143p
大きさ 25cm
一般件名 百人一首 , 歌人
児童内容紹介 七〜十三世紀の代表的な百人の歌人の歌を一首ずつえらんで、ほぼ時代順にまとめた王朝和歌の秀歌集(しゅうかしゅう)、「百人一首」。その歌を詠(よ)んだ歌人たちを、あざやかなイラストとわかりやすい解説で紹介(しょうかい)。歌人たちの人生と貴族たちのみやびやかな世界を知ることができます。
内容紹介 今なお親しまれている、百人一首。その歌を詠んだ歌人たちの人物史を、あざやかなイラストとともに紹介。歌人たちが生きた時代観や、それぞれの波乱万丈な人生を垣間見ることで、百人一首の世界がより楽しめる。
NDC分類(9版) 911.147
ISBN 4-323-07352-1
ISBN13桁 978-4-323-07352-1
定価 ¥3800

目次

一 天智天皇|秋の田の かりほの庵の 苫を粗み わが衣手は 露にぬれつつ
二 持統天皇|春すぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山
三 柿本人麿|あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の 長々し夜を ひとりかも寝む
四 山辺赤人|田子の浦に うち出でて見れば 白妙の 富士の高嶺に 雪は降りつつ
五 猿丸大夫|奥山に 紅葉踏み分け 鳴く鹿の 声聞くときぞ 秋はかなしき
六 中納言家持|かささぎの 渡せる橋に 置く霜の 白きを見れば 夜ぞ更けにける
七 安倍仲麿|天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも
八 喜撰法師|我が庵は 都のたつみ しかぞ住む 世をうぢ山と 人はいふなり
九 小野小町|花の色は 移りにけりな いたづらに 我が身世にふる ながめせしまに
一〇 蟬丸|これやこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも 逢坂の関
一一 参議篁|わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと 人には告げよ 海人の釣舟
一二 僧正遍昭|天つ風 雲の通ひ路 吹きとぢよ をとめの姿 しばしとどめむ
一三 陽成院|筑波嶺の 峰より落つる みなの川 恋ぞつもりて 淵となりぬる
一四 河原左大臣|陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆゑに 乱れそめにし 我ならなくに
一五 光孝天皇|君がため 春の野に出でて 若菜摘む わが衣手に 雪はふりつつ
一六 中納言行平|立ち別れ いなばの山の 峰に生ふる まつとし聞かば 今帰り来む
一七 在原業平朝臣|ちはやぶる 神代も聞かず 龍田川 からくれなゐに 水くくるとは
一八 藤原敏行朝臣|住の江の 岸に寄る波 よるさへや 夢の通ひ路 人目よくらむ
一九 伊勢|難波潟 みじかき葦の ふしの間も 逢はでこのよを 過ぐしてよとや
二〇 元良親王|わびぬれば 今はた同じ 難波なる みをつくしても 逢はむとぞ思ふ
二一 素性法師|今来むと いひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな
二二 文屋康秀|吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を あらしといふらむ
二三 大江千里|月見れば 千々に物こそ かなしけれ わが身ひとつの 秋にはあらねど
二四 菅家|このたびは 幣もとりあへず 手向山 もみぢの錦 神のまにまに
二五 三条右大臣|名にしおはば 逢坂山の さねかづら 人に知られで くるよしもがな
二六 貞信公|小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば 今ひとたびの みゆき待たなむ
二七 中納言兼輔|みかの原 わきて流るる いづみ川 いつ見きとてか 恋しかるらむ
二八 源宗于朝臣|山里は 冬ぞさびしさ まさりける 人目も草も かれぬと思へば
二九 凡河内躬恒|心あてに 折らばや折らむ 初霜の 置きまどはせる 白菊の花
三〇 壬生忠岑|有明の つれなく見えし 別れより あかつきばかり 憂きものはなし
三一 坂上是則|朝ぼらけ 有明の月と 見るまでに 吉野の里に 降れる白雪
三二 春道列樹|山川に 風のかけたる しがらみは 流れもあへぬ もみぢなりけり
三三 紀友則|ひさかたの 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ
三四 藤原興風|誰をかも 知る人にせむ 高砂の 松も昔の 友ならなくに
三五 紀貫之|人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほひける
三六 清原深養父|夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを 雲のいづこに 月やどるらむ
三七 文屋朝康|白露に 風の吹きしく 秋の野は つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける
三八 右近|忘らるる 身をば思はず 誓ひてし 人の命の 惜しくもあるかな
三九 参議等|浅茅生の 小野の篠原 忍ぶれど あまりてなどか 人の恋しき
四〇 平兼盛|忍ぶれど 色に出でにけり 我が恋は 物や思ふと 人の問ふまで
四一 壬生忠見|恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり 人知れずこそ 思ひそめしか
四二 清原元輔|契りきな かたみに袖を しぼりつつ 末の松山 波越さじとは
四三 権中納言敦忠|逢ひ見ての のちの心に くらぶれば 昔は物を 思はざりけり
四四 中納言朝忠|逢ふことの 絶えてしなくは なかなかに 人をも身をも 恨みざらまし
四五 謙徳公|あはれとも 言ふべき人は 思ほえで 身のいたづらに なりぬべきかな
四六 曾禰好忠|由良の門を 渡る舟人 かぢを絶え 行方も知らぬ 恋の道かな
四七 恵慶法師|八重葎 茂れる宿の さびしきに 人こそ見えね 秋は来にけり
四八 源重之|風をいたみ 岩うつ波の おのれのみ くだけて物を 思ふころかな
四九 大中臣能宣朝臣|みかきもり 衛士のたく火の 夜は燃え 昼は消えつつ 物をこそ思へ
五〇 藤原義孝|君がため 惜しからざりし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかな
五一 藤原実方朝臣|かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしも知らじな 燃ゆる思ひを
五二 藤原道信朝臣|明けぬれば 暮るるものとは 知りながら なほうらめしき 朝ぼらけかな
五三 右大将道綱母|嘆きつつ ひとりぬる夜の 明くる間は いかに久しき ものとかは知る
五四 儀同三司母|忘れじの 行く末までは かたければ 今日を限りの 命ともがな
五五 大納言公任|滝の音は 絶えて久しく なりぬれど 名こそ流れて なほ聞こえけれ
五六 和泉式部|あらざらむ この世のほかの 思ひ出でに いまひとたびの 逢ふこともがな
五七 紫式部|めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬまに 雲隠れにし 夜半の月かな
五八 大弐三位|有馬山 猪名の笹原 風吹けば いでそよ人を 忘れやはする
五九 赤染衛門|やすらはで 寝なましものを 小夜更けて かたぶくまでの 月を見しかな
六〇 小式部内侍|大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみも見ず 天の橋立
六一 伊勢大輔|いにしへの 奈良の都の 八重桜 今日九重に にほひぬるかな
六二 清少納言|夜をこめて 鳥のそら音は はかるとも よに逢坂の 関はゆるさじ
六三 左京大夫道雅|今はただ 思ひ絶えなむ とばかりを 人づてならで いふよしもがな
六四 権中納言定頼|朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに あらはれわたる 瀬々の網代木
六五 相模|恨みわび ほさぬ袖だに あるものを 恋に朽ちなむ 名こそ惜しけれ
六六 前大僧正行尊|もろともに あはれと思へ 山桜 花よりほかに 知る人もなし
六七 周防内侍|春の夜の 夢ばかりなる 手枕に かひなく立たむ 名こそ惜しけれ
六八 三条院|心にも あらでうき世に ながらへば 恋しかるべき 夜半の月かな
六九 能因法師|嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は 龍田の川の 錦なりけり
七〇 良暹法師|さびしさに 宿を立ち出でて ながむれば いづくも同じ 秋の夕暮れ
七一 大納言経信|夕されば 門田の稲葉 おとづれて 葦のまろやに 秋風ぞ吹く
七二 祐子内親王家紀伊|音に聞く 高師の浜の あだ波は かけじや袖の ぬれもこそすれ
七三 前中納言匡房|高砂の 尾の上の桜 咲きにけり 外山の霞 立たずもあらなむ
七四 源俊頼朝臣|憂かりける 人を初瀬の 山おろしよ はげしかれとは 祈らぬものを
七五 藤原基俊|契りおきし させもが露を 命にて あはれ今年の 秋もいぬめり
七六 法性寺入道前関白太政大臣|わたの原 こぎ出でてみれば ひさかたの 雲居にまがふ 沖つ白波
七七 崇徳院|瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に あはむとぞ思ふ
七八 源兼昌|淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に 幾夜寝ざめぬ 須磨の関守
七九 左京大夫顕輔|秋風に たなびく雲の 絶え間より もれ出づる月の 影のさやけさ
八〇 待賢門院堀河|長からむ 心も知らず 黒髪の 乱れてけさは 物をこそ思へ
八一 後徳大寺左大臣|ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば ただ有明の 月ぞ残れる
八二 道因法師|思ひわび さても命は あるものを 憂きにたへぬは 涙なりけり
八三 皇太后宮大夫俊成|世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる
八四 藤原清輔朝臣|ながらへば またこのごろや しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき
八五 俊恵法師|夜もすがら 物思ふころは 明けやらで 閨のひまさへ つれなかりけり
八六 西行法師|嘆けとて 月やは物を 思はする かこち顔なる わが涙かな
八七 寂蓮法師|村雨の 露もまだひぬ まきの葉に 霧立ちのぼる 秋の夕暮れ
八八 皇嘉門院別当|難波江の 葦のかりねの ひとよゆゑ みをつくしてや 恋ひわたるべき
八九 式子内親王|玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば 忍ぶることの 弱りもぞする
九〇 殷富門院大輔|見せばやな 雄島のあまの 袖だにも ぬれにぞぬれし 色はかはらず
九一 後京極摂政前太政大臣|きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに 衣かたしき ひとりかも寝む
九二 二条院讃岐|わが袖は 潮干に見えぬ 沖の石の 人こそ知らね かわく間もなし
九三 鎌倉右大臣|世の中は 常にもがもな 渚こぐ あまの小舟の 綱手かなしも
九四 参議雅経|み吉野の 山の秋風 さ夜ふけて ふるさと寒く 衣打つなり
九五 前大僧正慈円|おほけなく うき世の民に おほふかな わが立つ杣に 墨染めの袖
九六 入道前太政大臣|花さそふ 嵐の庭の 雪ならで ふりゆくものは わが身なりけり
九七 権中納言定家|来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くや藻塩の 身もこがれつつ
九八 従二位家隆|風そよぐ ならの小川の 夕暮れは みそぎぞ夏の しるしなりける
九九 後鳥羽院|人もをし 人も恨めし あぢきなく 世を思ふゆゑに 物思ふ身は
  百 順徳院|ももしきや 古き軒端の しのぶにも なほあまりある 昔なりけり
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