宮間 純一/著 -- ミヤマ,ジュンイチ -- 思文閣出版 -- 2015.12 -- 210.61

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 書庫B2層 210.6/ミ015 0115303471 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 戊辰内乱期の社会
書名カナ ボシン ナイランキ ノ シャカイ
副書名 佐幕と勤王のあいだ
著者 宮間 純一 /著  
著者カナ ミヤマ,ジュンイチ
出版地 京都
出版者 思文閣出版
出版者カナ シブンカク シュッパン
出版年 2015.12
ページ数 6,309,11p
大きさ 22cm
一般件名 戊辰の役(1868)
内容紹介 当時の社会全体を巻き込んだ戊辰内乱。内乱の当事者たちはその正当性を喧伝し、彼らの支配を受けることになる人々は立場の表明を迫られ-。新出史料を活用しながら様々な思惑が交錯する内乱期の社会像を描出する。
NDC分類(9版) 210.61
ISBN 4-7842-1829-5
ISBN13桁 978-4-7842-1829-5
定価 ¥7500

目次

序章
  一 戊辰内乱史研究の現状と課題
  二 戊辰内乱という地点
  三 分析視角と本書の構成
第1部 「官軍」の正当性
第1章 「官軍」と王権の表象
  はじめに
  一 錦旗の登場
  二 日月旗の運用にみる儀礼
  三 識別標識としての菊章旗
  四 「官軍」の演出
  小括
第2章 公家の位置
  はじめに
  一 政治意識の発露と政局への登場
  二 高野山出張と内乱の勃発
  三 戊辰内乱における公家の位置
  小括
補論 榎本軍首脳部処分問題にみる「朝敵」寛典の論理
  はじめに
  一 ブリュネらの処分と対仏交渉
  二 処分決定の延期
  三 黒田清隆の寛典論と木戸孝允の厳罰論
  四 榎本軍首脳部の赦免
  小括
第2部 旧幕府抗戦論の限界
第3章 旧幕府抗戦論の正当性
  はじめに
  一 江戸府下における佐幕論の展開
  二 開成所会議での抗戦論
  三 天皇権威をめぐって
  四 「神君」徳川家康への回帰
  小括
第4章 堀田正倫の上京
  はじめに
  一 佐治三左衛門日記について
  二 「哀訴状」の目的
  三 正倫上京の趣旨
  四 滞京から帰国まで
  小括
第5章 「朝敵」藩の恭順理論
  はじめに
  一 鳥羽・伏見の戦い前後
  二 藩是決定までの道程
  三 松山開城
  四 征討軍内の不和
  五 領民の「朝敵」意識
  小括
第3部 社会集団の欲求と草莽隊
はじめに
第6章 神職集団の武装化
  一 吉田家本所と神威隊結成
  二 神威隊結成の背景
  三 神職の武装化
  四 配下神職への影響
第7章 草莽隊の上昇志向
  一 利鎌隊の構成
  二 社会集団と身分表象
  三 利鎌隊の変容
  四 旧日光奉行所同心との確執と活動の終焉
第8章 地方大社の勤王運動
  一 朝廷権威への傾斜
  二 尚古隊の結成
  三 尚古館と上昇志向
  四 騒動の鎮圧
小括
第4部 地域の葛藤
第9章 関東農村の佐幕的状況
  はじめに
  一 旧幕府軍への支援
  二 佐幕的空気醸成の要因
  三 撒兵隊敗退後の情勢
  四 「味方」から「賊」へ
  小括
第10章 旧旗本阿部詮吉郎の朝臣化と知行所
  はじめに
  一 旗本阿部家と幕末期の軍役
  二 内乱勃発と農兵取立
  三 阿部詮吉郎の朝臣化と農兵隊の位置づけ
  四 領主との一体化と離断
  小括
終章