畠山 由佳子/著 -- ハタケヤマ,ユカコ -- 明石書店 -- 2015.11 -- 369.4

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 書庫A3層 369.4/ハ015 0116106022 一般図書   在架

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館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 子ども虐待在宅ケースの家族支援
書名カナ コドモ ギャクタイ ザイタク ケース ノ カゾク シエン
副書名 「家族維持」を目的とした援助の実態分析
著者 畠山 由佳子 /著  
著者カナ ハタケヤマ,ユカコ
出版地 東京
出版者 明石書店
出版者カナ アカシ ショテン
出版年 2015.11
ページ数 331p
大きさ 22cm
一般件名 児童福祉 , 児童虐待 , ケース・ワーク , 家族関係
内容紹介 日本の児童虐待ケースに対する在宅支援について、「家族維持」を目的とした援助の実施状況、援助者の意識、障害等を分析。援助者が家族のために行うべき「正当な努力」の概念がどこまで援助に体現されているのかなども検証。
NDC分類(9版) 369.4
ISBN 4-7503-4274-0
ISBN13桁 978-4-7503-4274-0
定価 ¥4600

目次

序章
  第1節 問題の背景
  第2節 本研究の目的
  第3節 本研究の意義
  第4節 本著の全体構成
第Ⅰ部 子ども虐待における家族支援を考える
第1章 日本の児童虐待施策と在宅支援の体制について
  第1節 日本の児童虐待施策について
  第2節 日本における児童虐待在宅ケースに対する支援について
第2章 「家族維持」の具体化のための拠って立つ理論
  第1節 子どもの最善の利益
  第2節 Family Centered Practiceにおける概念的枠組み
第3章 日本における家族支援についての考察-日本における親子分離に対する考え方の変遷と現状-
第4章 アメリカ合衆国における「Family Preservation」
  第1節 連邦法に見られるFamily Preservationの変遷-the Adoption Assistance and Child Welfare Act of 1980とthe Adoption and Safe Families Act
  第2節 Family Preservationプログラム実践の歴史
  第3節 Family Preservationモデルの類型化と実践例
  第4節 Family Preservationの効果に関する先行研究レビュー
  第5節 まとめ アメリカのFamily Preservationから応用すべきもの
第5章 「家族維持」のために援助者が行うべき「正当な努力」とは
  第1節 アメリカ合衆国におけるReasonable Effortsとは
  第2節 合衆国州法に見るReasonable Effortsの定義
  第3節 家族維持を目的とした「正当な努力(Reasonable Efforts)」に対するインタビュー調査の結果より
  第4節 まとめ 「正当な努力」という概念の操作的定義
第Ⅱ部 日本の家族支援を検証する
第6章 研究方法
  第1節 調査デザイン
  第2節 日米における児童虐待在宅ケース援助者に対するフォーカスグループインタビュー調査
  第3節 二つの質問紙調査で用いる質問項目について
第7章 質問紙調査1「児童相談所における児童福祉司による児童虐待ケース在宅支援の実態及び意見調査」
  第1節 調査の対象、調査方法、分析方法
  第2節 調査結果の分析(その1)
  第3節 調査結果の分析(その2)
  第4節 考察-リサーチクエスチョンⅠを踏まえて
第8章 質問紙調査2「市町村における児童虐待ケース在宅支援の実態および意見調査」
  第1節 調査の対象、調査方法、分析方法
  第2節 調査結果の分析(その1)
  第3節 調査結果の分析(その2)
  第4節 考察-リサーチクエスチョンⅠを踏まえて
第9章 日本における在宅支援の現状把握
第10章 日本における援助者が行うべき「Reasonable Efforts」についての仮説検証
  第1節 「正当な努力(Reasonable Efforts)」に対する仮説
  第2節 Reasonable Effortsに対する仮説の検証
  第3節 まとめ:「正当な努力(Reasonable Efforts)」に対する仮説の検証結果
第Ⅲ部 家族を中心とした支援を展開するために
第11章 総括と今後の課題-「家族維持」のための「正当な努力」の実現を目指して-
  第1節 提言
  第2節 本研究の限界
  第3節 今後の取り組み
第12章 家族維持を目的とした支援を行う新しい児童虐待対応システムの創出の必要性-Differential Response(区分対応システム)についての考察と提言-
  第1節 現在の日本の児童虐待対応システムは「家族維持」を目的とした支援を積極的に展開できるものなのか?
  第2節 アメリカ合衆国の「児童虐待対応」の変遷を見ることの意味とは?-アメリカがたどってきた変遷から学ぶこと-
  第3節 DRの概要
  第4節 DRの構成要素
  第5節 DRの実践について-米国での現地調査を元に(2010年〜2014年9月)
  第6節 DR実践による効果
  第7節 アメリカ合衆国のDR実践から学ぶ日本の児童虐待対応が必要なものとは?