東京大学教育学部カリキュラム・イノベーション研究会/編 -- トウキョウ ダイガク キョウイクガクブ カリキュラム イノベーション ケンキュウカイ -- 東京大学出版会 -- 2015.10 -- 375

※所蔵欄の「帯出区分」が「貸出禁止」のものや、「状態」が「在架」のものは予約できません。

※奄美図書館からの取り寄せは、システムの関係上、来館しての手続きが必要です。

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
奄美一般 2階閲覧室 375/ト015 0211580782 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
奄美一般 1 0 1

資料詳細

タイトル カリキュラム・イノベーション
書名カナ カリキュラム イノベーション
副書名 新しい学びの創造へ向けて
著者 東京大学教育学部カリキュラム・イノベーション研究会 /編  
著者カナ トウキョウ ダイガク キョウイクガクブ カリキュラム イノベーション ケンキュウカイ
出版地 東京
出版者 東京大学出版会
出版者カナ トウキョウ ダイガク シュッパンカイ
出版年 2015.10
ページ数 6,355p
大きさ 21cm
一般件名 教育課程
内容紹介 「アクティブラーニングの時代」の、真に新しいカリキュラムの形とは? それぞれの教育ステージにおけるカリキュラムを提案する。東京大学大学院教育学研究科附属学校教育高度化センターにおける研究プロジェクトの成果。
NDC分類(9版) 375
ISBN 4-13-051331-9
ISBN13桁 978-4-13-051331-9
定価 ¥3400

目次

序章 なぜカリキュラム・イノベーションか
  1.研究の背景
  2.カリキュラム・イノベーションの課題
  3.研究の組織
  4.本書の構成
第Ⅰ部 カリキュラム・イノベーションの原理
第1章 21世紀型の学校カリキュラムの構造
  1.はじめに-問題の構図
  2.21世紀型の学校教育
  3.イノベーションとしての改革
  4.アジア諸国における学校教育のイノベーション
  5.課題と展望
第2章 カリキュラムの社会的意義
  1.カリキュラムの社会的意義とは何か
  2.カリキュラムの社会的意義が求められる背景
  3.日本固有の文脈
  4.カリキュラムの社会的意義を追究するうえでの条件
第3章 「社会に生きる学力」の系譜
  1.教科学力とその機能
  2.1990年代の学力論の諸相
  3.「学びの文脈」と「開かれた学び」
  4.学力低下論争と「第3の道」
  5.社会生活を見通した学習・教育
  6.「社会に生きる学力」に向けて
第Ⅱ部 基幹学習
第4章 言語力としてのメタ文法能力の育成
  1.21世紀型カリキュラムとしてのメタ文法能力育成
  2.メタ文法授業とカリキュラムの実際
  3.メタ文法授業の効果
第5章 リテラシーをどう育むか
  1.日本の子どものリテラシー・学力の現状
  2.「できる学力」と「わかる学力」の様相
  3.国際比較調査問題の心理学的分析
  4.子どもの発達を生かし,促すカリキュラムにむけて
第6章 探究学習のあり方と学校図書館
  1.学習と学校図書館
  2.学校図書館についての2つの考え方
  3.国際学力調査と探究学習
  4.探究学習の課題
  東京大学附属中等教育学校における探究学習と学校図書館
第7章 社会に生きる学び方とその支援
  1.学校での学習を社会に生かすには
  2.理解を重視した学習観と学習方略
  3.教科指導の中でメタ学習を促すには
  4.教科の授業に埋め込まれたメタ学習の実践
  5.中等教育におけるメタ学習カリキュラム試案と今後の課題
第Ⅲ部 生き方の学習
第8章 存在論的に呼応する
  1.哲学教育の提案
  2.存在論という思考
  3.存在論的な呼応
  4.自然環境を享受する
  5.よりよく生きるために
  哲学教育はいかにして実現可能か
第9章 カリキュラム・ポリティクスと社会
  1.社会対応論と学問対応論
  2.複数の,可能的な生や社会を垣間見る
第10章 うつ予防プログラムの開発
  1.学校における心理教育授業の必要性
  2.心理教育のテーマと子どものうつ
  3.うつを予防する心理教育授業の開発と実践
  4.うつ予防プログラムのさらなる展開
第11章 ライフキャリア教育プログラムの開発
  1.キャリア教育とはなにか
  2.キャリア教育についての議論
  3.「中高生版ライフキャリア・レジリエンス尺度」の開発
  4.ライフキャリア教育プログラムの開発と実践研究
  5.教育現場への導入
  6.ライフキャリア・レジリエンス教育の可能性
第Ⅳ部 社会参加の学習
第12章 シティズンシップ教育のカリキュラム
  1.シティズンシップ教育とは何か
  2.シティズンシップ教育グループの活動
  3.論争的問題の教育
  4.政治的リテラシーと論争的問題の教育
  5.越境する市民を育てる
  6.シティズンシップ教育のカリキュラム開発へ向けて-「考える市民」の方へ
第13章 正義とケアの編み直し
  はじめに-主題とアプローチの設定
  1.社会倫理の「定義域」を拡げる-ロールズからギリガンへ
  2.名詞(ケア)を動名詞(ケアリング)に変換する-ギリガンからノディングズへ
  3.ケアと正義の連携・接続を見極める-ノディングズから再びロールズへ
  おわりに-《脱中心化》と<脱集計化>の手法
第14章 社会における学びと身体性
  1.自己実現の自由と学校-「問い」を問い返す
  2.身体性を否定する社会-問い返しの無効化
  3.身体性の再生へ-分配・所有から生成・表現へ
  コミュニティへと展開する学校-隠岐島前高校魅力化プロジェクトのとりくみ
第15章 職業的意義のある教育とその効果
  1.「職業的意義」のある教育とは
  2.なぜ「職業的意義」のある教育が必要か-労働市場の現状と「キャリア教育」の問題点
  3.「職業的意義」のある教育の設計
  4.授業の有効性
  5.まとめと今後の課題
第16章 バリアフリー教育とは何か
  1.はじめに
  2.特別支援教育とバリアフリー教育
  3.バリア研究とバリアフリー教育
  4.障害と社会
  5.熱意ある関与・コミュニケーション・創造性・共同性
  おわりに
第17章 バリアフリー教育を授業に取り入れる
  1.バリアフリー教育が直面する課題
  2.既存の「障害理解」の限界と新たな理念
  3.「共生社会を生きる力」をはぐくむ授業実践Ⅰ-「ザ・ジャッジ!-迷惑なのは誰?」
  4.「共生社会を生きる力」をはぐくむ授業実践Ⅱ-「クイズ&ギャンブルゲーム」
  5.授業の効果とこれからの課題
第Ⅴ部 カリキュラムのガバナンス
第18章 地方発のカリキュラム改革の可能性と課題
  1.地方発のカリキュラム改革への着目
  2.教育課程特例校の指定状況と事例
  3.地方発のカリキュラム改革の可能性
  4.地方発のカリキュラム改革の課題
第19章 附属学校と大学の協働は何をもたらしたか
  1.東大附属の教育-歴史とその特色
  2.附属学校と大学との双方向型の連携に向けて
  3.附属教員からみたイノベーション研との協働
  4.協働が附属学校にもたらしたもの,そしてそれから
  5.東大附属から東大を変える
第20章 附属学校と大学との組織的な連携関係をいかにして構築するか
  1.附属学校の役割を巡っての議論とその課題
  2.附属学校と大学の架け橋としての総括ユニット
  3.大学との相互理解の促進と附属学校全体での参加意識の醸成
  4.複数のプロジェクトに無理なく参加するための仕組みづくり
  5.統制群をおくことの倫理的問題をどう解消するか
  6.共通の知識基盤をどう共有するか
  7.むすびにかえて-本実践の意義と今後の課題
第21章 高大接続の視点からカリキュラム・イノベーションを考える
  1.中等教育と高等教育の垣根を低くする
  2.論点の整理
第22章 今後のカリキュラムの方向性を探る
  1.カリキュラムのまとめ方をめぐっての議論
  2.提案されたカリキュラム案
  3.これまでのカリキュラム研究における位置づけ
  4.むすびにかえて-提案されたアイデアはどのように活用可能か