直江 清隆/編 -- ナオエ,キヨタカ -- 丸善出版 -- 2015.6 -- 507

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 書庫A5層 507/ナ015 0115226623 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 理系のための科学技術者倫理
書名カナ リケイ ノ タメ ノ カガク ギジュツシャ リンリ
副書名 JABEE基準対応
著者 直江 清隆 /編, 盛永 審一郎 /編  
著者カナ ナオエ,キヨタカ
出版地 東京
出版者 丸善出版
出版者カナ マルゼン シュッパン
出版年 2015.6
ページ数 10,217p
大きさ 21cm
一般件名 科学技術倫理
内容紹介 大学や高専で、工学や理学を学ぶ学生を対象としたテキスト。技術が社会や自然におよぼす影響や効果を解説し、個人そして組織の次元における技術者倫理の指針・展望を示す。日本技術者教育認定機構(JABEE)基準にも対応。
NDC分類(9版) 507
ISBN 4-621-08946-0
ISBN13桁 978-4-621-08946-0
定価 ¥2400

目次

序章 なぜ技術者倫理を学ぶのか
  1.現代社会における技術者と倫理問題
  2.技術者倫理に正解はあるか
  3.技術におけるさまざまな責任-ヨナスとレンク
  4.原発事故後の技術者
  コラム 試行錯誤と倫理
第1章 組織における技術者
  1.JR福知山線脱線事故
  2.チャレンジャー号事故
  3.ボパール化学工場事故
  4.ヒューマンエラー
  5.組織の倫理プログラム
  6.データの隠蔽・捏造
  7.組織と技術者の責任
  8.内部告発(公益通報)の事例-雪印食品牛肉偽装事件など
  9.公益通報者保護法とその問題点-国内外の比較
第2章 専門職としての技術者
  1.「プロフェッショナル」としての技術者
  2.日本における技術者の権能
  3.欧米における技術者の権能
  4.技術者の倫理綱領
  5.姉歯耐震偽装事件
  6.プリウスのブレーキ不具合
  7.説明責任
  8.利益相反-事例と解決
  9.技術における道徳的ジレンマ-事例と解決
第3章 技術者と国際規格・グローバル化
  1.技術士と日本技術者教育認定機構(JABEE)
  2.ドイツにおける技術者の組織(VDI)
  3.全米プロフェッショナル・エンジニア協会(NSPE)
  4.学協会の役割
  5.技術者資格の国際的承認
  6.ISO(国際標準化機構)規格
  7.グローバル化と価値観の多様性
  8.異文化とビジネス
  9.海外への技術援助-不平等の拡大など
第4章 法的責任と知的財産権
  1.製造物責任
  2.業務過誤
  3.雇用者の責任
  4.雇用者と国の責任-被雇用者の健康:アスベスト問題
  5.産業財産権-特許・実用新案・意匠・商標
  6.職務発明
  7.海外への技術移転と転職のモラル
  8.守秘義務と公衆の利益
  9.高度情報社会と知的財産権
第5章 技術と安全・環境
  1.六本木ヒルズ回転ドア事故-技術予測の限界
  2.フォード社ピント事件と公衆優先
  3.人工物の安全性評価
  4.水俣病と予防原則
  5.ISO14001
  6.費用-便益分析
  7.環境倫理と技術者倫理
  コラム 阪神淡路大震災と土木技術
第6章 設計と技術革新の倫理
  1.倫理問題と技術的な設計問題のアナロジー
  2.設計のプロセスと妥当性-工学知の限界
  3.橋はなぜ落ちるか
  4.技術革新と経営
  5.技術革新と社会的ネットワーク
  6.人工物の政治性・道徳性
  7.ユニバーサルデザイン
  コラム 廃棄物処理と設計の倫理
第7章 リスクと意思決定
  1.技術におけるリスクと不確実性
  2.食品の安全性
  3.遺伝子組換え作物(GMF)
  4.新薬開発と倫理-予測の限界など
  5.リスクアセスメント-「リスク」とその「客観的評価」
  6.リスク認知におけるバイアスとリスクコミュニケーション
  7.リスクマネジメント
  8.技術の不確実性と法廷
  コラム 災害リスクマネジメントの現場から
第8章 技術的専門知と公共性
  1.現代技術の特質と技術的判断の困難さ
  2.技術へのユーザー参加-ソフトウェア開発
  3.ステークホルダーアプローチと社会的合意形成
  4.専門職の倫理とパターナリズム
  5.コンセンサス会議
  6.技術者・企業・行政の責任
  7.技術のオルタナティブ
  コラム 技術とは-ヤスパース(1883-1969)とハイデガー(1889-1976)
第9章 先端科学技術(生命・ロボット・ナノテクノロジー・宇宙)
  1.ナノテクノロジーと倫理
  2.ロボット工学の倫理
  3.ロボットの道徳
  4.ブレイン・マシン・インターフェイス
  5.生命技術の倫理
  6.宇宙技術の倫理
  7.研究と社会
  コラム 科学者の責任
第10章 原子力と倫理
  1.福島第一原発事故
  2.スリーマイル島原発事故とノーマルアクシデント
  3.チェルノブイリ原発事故
  4.確率論的安全性評価
  5.安全神話
  6.放射線リスクの基準値
  7.放射性廃棄物と世代間の倫理
  8.原発事故と環境正義
  9.ドイツ「安全なエネルギー供給に関する倫理委員会」