石上 阿希/著 -- イシガミ,アキ -- 平凡社 -- 2015.2 -- 721.8

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 書庫A5層 721.8/イ015 0115223349 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 日本の春画・艶本研究
書名カナ ニホン ノ シュンガ エホン ケンキュウ
著者 石上 阿希 /著  
著者カナ イシガミ,アキ
出版地 東京
出版者 平凡社
出版者カナ ヘイボンシャ
出版年 2015.2
ページ数 365p 図版16p
大きさ 22cm
一般件名 春画
内容紹介 春画をテーマとした博士論文。浮世絵や歌舞伎との関係、中国からの影響、近代の弾圧と復権など、「文化の結節点」としての春画を通観する。図版も100点以上収録。
NDC分類(9版) 721.8
ISBN 4-582-66216-0
ISBN13桁 978-4-582-66216-0
定価 ¥6500

目次

序論
  一 春画・艶本研究史
  二 春画・艶本研究の現在
  三 本研究の方法
第一部 中国と日本春画
第一章 日本春画における外来思想の受容と展開
  一 房中書の伝来
  二 江戸初期艶本に見る中国の影響
  三 春画の伝統性
  四 日本春画の思想
第二章 中国養生書と艶本
  一 『黄素妙論』の成立背景と内容
  二 『黄素妙論』の諸本と普及
  三 『黄素妙論』と艶本(一)
  四 『黄素妙論』と艶本(二)
  五 貞享-宝永期の浮世草子、養生書
  六 『黄素妙論』と艶本(三)
  七 『黄素妙論』と艶本(四)
第二部 上方の艶本
第一章 西沢一風作『好色極秘伝』考
  一 『好色極秘伝』の書誌・構成
  二 「丹前枕絵」の典拠
  三 成立背景
  四 一風艶本の周辺
第二章 役者利用の艶本
  一 書誌の検討
  二 成立過程
  三 作品の特色
  四 役者利用の浮世草子
第三章 「訓蒙図彙」と西川祐信
  一 『色ひいな形』と『情ひな形』
  二 上方における「訓蒙図彙」の系譜
  三 『色ひいな形』から『百人女郎品定』へ
第三部 上方と江戸をつなぐもの-祐信絵本と江戸艶本
第一章 漢詩と艶本
  一 『絵本寝覚種』と『今様妻鑑』
  二 『今様妻鑑』の編集方針
第二章 和歌と艶本
  一 『絵本貝歌仙』と『笑本開謌僊』
  二 春信春画・艶本と重政艶本の類似
  三 祐信主義艶本
第四部 江戸の春画・艶本-見立ての表現をめぐって
第一章 伝統的画題と春画
  一 画中狂歌の典拠と改変
  二 図柄の典拠
  三 春信画「坐鋪八景」「風流座敷八景」の影響
第二章 「忠臣蔵もの」の艶本
  一 歌舞伎からの影響
  二 黄表紙『案内手本通人蔵』と『会本寝夜伽』
  三 「忠臣蔵もの」の艶本に見られる表現の類型
  四 『仮名手本夜光玉』、『口吸心久茎後編』の表現
  五 『仮名手本夜光玉』、『口吸心久茎後編』と浮世絵との関連性
  六 文政期の艶本出版
第五部 近現代の春画受容
第一章 明治から昭和初期の春画と取締り
  一 政府による取締り
  二 春画に対する意識の変化
  三 春画・艶本の変遷
  四 春画・艶本の流通
  五 春画を愛でる人々
第二章 昭和から現代における春画受容
  一 昭和期-戦前(一九二六-四五)
  二 昭和期-戦後(一九四五-八九)
  三 平成-現在(一九八九-二〇一四)
  四 春画展示の過去・現在
終論にかえて
  一 国際春画研究プロジェクト
  二 大英博物館春画展
  三 大英博物館のメディア戦略とイギリスでの反響
  四 日本における春画展示