平野 龍二/著 -- ヒラノ,リュウジ -- 千倉書房 -- 2015.2 -- 391.3

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 書庫A2層 391.3/ヒ015 0115256778 一般図書   在架

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県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 日清・日露戦争における政策と戦略
書名カナ ニッシン ニチロ センソウ ニ オケル セイサク ト センリャク
副書名 「海洋限定戦争」と陸海軍の協同
著者 平野 龍二 /著  
著者カナ ヒラノ,リュウジ
出版地 東京
出版者 千倉書房
出版者カナ チクラ ショボウ
出版年 2015.2
ページ数 428p
大きさ 22cm
一般件名 戦略-歴史 , 海戦-歴史 , 日清戦争(1894〜1895) , 日露戦争(1904〜1905)
内容紹介 日本は、なぜ日清・日露戦争に勝利して戦争目的を達成することができたのか。2つの戦争を政策と戦略の観点から解明し、勝利への一因を提示すると共に、どの程度まで戦争目的を達成したかを解明する。
NDC分類(9版) 391.3
ISBN 4-8051-1051-5
ISBN13桁 978-4-8051-1051-5
定価 ¥5800

目次

序章 近代日本にとって日清・日露戦争とは
  1 日清・日露戦争と近代日本の形成
  2 問題の所在と研究の視角
  3 先行研究の検討と本書の構成
第1章 「海洋限定戦争」という方法論
  1 ジュリアン・コルベットの生涯とその思想
  2 コルベットの海洋戦略理論
  3 日清・日露戦争とコルベット
第2章 日清戦争までの政策と戦略
  1 壬午・甲申事変の衝撃とその後の日清関係
  2 清国および日本の朝鮮出兵
  3 朝鮮出兵後の外交交渉と陸海軍の動向
  4 「絶対戦争」として始まった日清戦争
第3章 「海洋限定戦争」としての日清戦争
  1 戦争初期の制海争奪と「作戦ノ大方針」の変更
  2 黄海海戦と制海の状況
  3 山東半島作戦の決定
  4 「海洋限定戦争」による成功
第4章 下関講和条約に向けた政戦略
  1 山縣第一軍司令官の召還と軍事作戦の進展
  2 広島講和会議と直隷決戦の準備
  3 下関講和条約の調印
  4 「海洋限定戦争」としての勝利
第5章 日清戦争後の海軍戦略と日露開戦の決断
  1 日清戦争後の極東情勢と日本の海軍拡張
  2 第一次桂内閣の成立と日英同盟協約の締結
  3 日露海軍戦略と海軍力の拡張
  4 ロシアの満洲撤兵不履行と日露間の緊張
  5 日露交渉の展開とウィレニウス増遣艦隊の極東回航
  6 危機の十二月
  7 開戦への決断
  8 必然であった日露開戦
第6章 聯合艦隊による旅順口攻撃の再評価
  1 緒戦の戦いと日本海軍の思想
  2 日韓議定書の締結と陸海軍協同による戦略目標の確保
  3 政府と政党勢力の妥協による挙国一致
  4 鉄山半島への海上輸送と朝鮮半島の制圧
  5 第一回旅順口攻撃の再評価
第7章 日露戦争初期の陸海軍協同作戦
  1 主力戦艦「初瀬」「八島」喪失の衝撃
  2 遼東半島西岸における海上輸送
  3 満洲軍総司令部の編成
  4 旅順総攻撃以前における日本の講和構想
  5 八月決戦の失敗と戦略予備使用の問題
  6 陸海軍協同の齟齬
第8章 日露講和に向けた政戦略
  1 満洲における二正面作戦
  2 旅順攻防と満洲軍の北進問題
  3 旅順開城後における政戦略
  4 奉天会戦後における政戦略
  5 「海洋限定戦争」としての日露戦争
第9章 日本海海戦後の軍事戦略
  1 北韓軍前進の決定と陸海軍の交渉
  2 北韓軍の前進と海上輸送による増援
  3 海軍内の思想背景
  4 北韓作戦における陸海軍戦略の齟齬
終章 「海洋限定戦争」としてみた日清・日露戦争
  1 「海洋限定戦争」における岐路
  2 制海争奪状況下における陸海軍の協同
  3 コルベットの海洋戦略に近似していた秋山真之の思想