武内 孝善/著 -- タケウチ,コウゼン -- 吉川弘文館 -- 2015.2 -- 188.52

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 188.5/タ015 0115175135 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 空海伝の研究
書名カナ クウカイ デン ノ ケンキュウ
副書名 後半生の軌跡と思想
著者 武内 孝善 /著  
著者カナ タケウチ,コウゼン
出版地 東京
出版者 吉川弘文館
出版者カナ ヨシカワ コウブンカン
出版年 2015.2
ページ数 8,605,19p
大きさ 22cm
内容紹介 最新の仏教・密教をわが国に広め、定着させる運動を大々的に展開した空海の後半生。歴代天皇と灌頂儀礼、東大寺真言院の開設など、徹底した史料批判と新たな視点から、この時代の諸問題の解明を試みる。
NDC分類(9版) 188.52
ISBN 4-642-04616-9
ISBN13桁 978-4-642-04616-9
定価 ¥13000

目次

序論
  一 本書の梗概と特色
  二 本書の構成と内容
第一部 空海と嵯峨・平城天皇
第一章 空海と嵯峨天皇・藤原三守
  はじめに
  一 先行研究の整理
  二 三守あて書状の分析・検討
  おわりに
第二章 『般若心経秘鍵』上表文攷
  はじめに
  一 『心経秘鍵』上表文の概要
  二 弘仁九年四月の飢饉・日照りの記事
  三 最澄への墨勅と比叡山寺における修法
  四 空海への修法依頼
  五 『心経秘鍵』上表文が参照した事跡
  おわりに
第三章 空海の平城上皇への灌頂授法
  はじめに
  一 空海の入唐と灌頂受法
  二 空海が授けた灌頂(一)
  三 空海が授けた灌頂(二)
  おわりに
附論 現存最古の灌頂作法次第
  はじめに
  一 『義真記録』の構成・内容
  二 『義真記録』の真偽(一)
  三 『義真記録』の真偽(二)
  おわりに
『東塔院義真阿闍梨記録円行入壇』本文校訂
第二部 空海と東寺
第一章 空海への東寺勅賜説
  はじめに
  一 草創期東寺に関する問題点
  二 「東寺勅賜」に関する先行研究
  三 弘仁十四年十二月二日付官符の真偽
  四 弘仁十四年正月十九日「東寺給預」の検討
  五 空海の造東寺所別当補任
  おわりに
第二章 東寺安居会攷
  はじめに
  一 東寺安居会を論じるときの根本史料
  二 先行研究の検討
  三 空海の上奏文に対する疑義
  四 天長二年四月八日付太政官牒に対する疑義
  五 「天慶六年表白」の検討
  おわりに
第三章 東寺長者攷
  はじめに
  一 先行研究の検討
  二 『御遺告』にみられる東寺長者
  三 寛信撰『東寺長者次第』の検討
  四 六国史にみる長者歴任者
  五 太政官符類にみる長者歴任者
  六 真雅の言上書
  七 「長者」の初出史料
  八 「東寺別当」から「東寺長者」へ
第三部 空海と綜芸種智院
第一章 綜芸種智院攷
  はじめに
  一 先行研究の検討
  二 「綜芸種智院式」の分析・検討
  おわりに
第二章 造大輪田船瀬所別当補任説をめぐって
  はじめに
  一 「造大輪田船瀬所別当」補任の太政官符
  二 大輪田泊の所在
  三 大輪田泊と空海の「造大輪田船瀬所別当」補任説
  四 天長以降の大輪田泊
  おわりに
第三章 空海と法華講会
  はじめに
  一 法華八講とは何か
  二 「故中務卿親王のための願文」と怨霊説
  おわりに
第四章 空海と広智禅師
  はじめに
  一 広智禅師あて書状の分析
  二 「十喩を詠ずる詩」の分析
  三 広智禅師の生涯と思想
  四 二人の出逢いとその契機
  おわりに
附論1 空海と田少弐
  はじめに
  一 先行研究の検討
  二 大宰府の官人構成と少弐
  三 田少弐とは誰か
  おわりに
附論2 弘福寺別当攷
  はじめに
  一 六通の太政官牒
  二 『御遺告』の縁起第三
  三 先行研究の検討
  四 検校権律師・寿長辞退の理由
  五 真雅の別当補任説
  おわりに
第四部 真言宗の年分度者
第一章 最晩年の空海
  はじめに
  一 天長七年以降の空海の事績
  二 後七日御修法上表文の検討
  三 空海と藤原三守
  おわりに
第二章 三業度人の制
  はじめに
  一 承和二年正月の太政官符
  二 承和二年八月二十日付の太政官符
  おわりに
第三章 三業度人の制の変遷
  はじめに
  一 空海による三業度人の制の新設
  二 先行研究の検討
  三 真済による改革
  四 真然による改革
  五 益信の改革
  六 寛平法皇の英断
  おわりに