後藤 敦史/著 -- ゴトウ,アツシ -- 有志舎 -- 2015.1 -- 210.59

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 書庫B2層 210.5/コ015 0115213399 一般図書   在架

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館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 開国期徳川幕府の政治と外交
書名カナ カイコクキ トクガワ バクフ ノ セイジ ト ガイコウ
著者 後藤 敦史 /著  
著者カナ ゴトウ,アツシ
出版地 東京
出版者 有志舎
出版者カナ ユウシシャ
出版年 2015.1
ページ数 9,327,5p
大きさ 22cm
一般件名 日本-歴史-幕末期 , 日本-対外関係-歴史
内容紹介 ペリー来航前後の幕府の外交方針に多大な影響を与えた海防掛に着目。幕末外交のジレンマがどのように乗り越えられ、開国政策が展開されたかを辿り、「鎖国から開国へ」という予定調和な開国史を改め、新たな幕末維新史を描く。
NDC分類(9版) 210.59
ISBN 4-903426-91-4
ISBN13桁 978-4-903426-91-4
定価 ¥6200

目次

序章 開国への軟着陸
  1 幕末外交のジレンマ
  2 開国期の国際環境と国内状況
  3 「予定調和」な開国史
  4 本書の主人公=海防掛
  5 本書の構成
第Ⅰ部 ペリー来航前後の幕府外交と海防掛
第一章 海防掛の制度に関する基礎的考察
  はじめに
  1 海防掛の構成員
  2 海防掛の職掌
  3 海防掛による評議と上申
  4 海防掛と「乙骨耐軒文書」
  小結
第二章 弘化・嘉永期における海防掛の外交構想
  はじめに
  1 弘化・嘉永期における阿部正弘政権と海防掛
  2 海防掛の対外認識と外交構想
  3 海防掛の外交構想と幕府の異国船取扱方
  小結
第三章 嘉永期における風説禁止令と阿部正弘政権
  はじめに
  1 嘉永二年における海防策の諮問
  2 嘉永期の海防策と海防強化令
  3 風説禁止令の発令と阿部正弘政権
  小結
第四章 嘉永六年の幕府外交と「大号令」
  はじめに
  1 ペリー来航と三奉行・海防掛
  2 限定的通商論の登場と内戦外和論
  3 大号令の発令過程
  4 大号令の政治史・外交史的意義
  小結
第Ⅱ部 転換期としての安政二年
第五章 通商政策への転換とその前提
  はじめに
  1 アメリカ北太平洋測量艦隊の来航
  2 北太平洋測量艦隊の来航と徳川幕府
  3 鎖国祖法の相対化と開国論の登場
  小結
第六章 海防掛目付方の開国論の形成過程
  はじめに
  1 嘉永六年における海防掛目付方の対外論
  2 安政元年における海防掛目付方の対外論
  3 安政二年における開国論の形成
  4 海防掛目付方の対外政策構想の「揺れ」
  小結
第七章 安政二年における幕閣改造の政治・外交史的意義
  はじめに
  1 幕閣改造の断行
  2 幕閣改造の影響と幕府外交の行き詰まり
  3 安政二年の第二次幕閣改造とその影響
  小結
第Ⅲ部 開国政策の展開とその挫折
第八章 開国の方法
  はじめに
  1 嘉永〜安政期前半の海防掛の外交構想
  2 幕府外交の転換と海防掛
  3 ハリスの「重大事件」演説と海防掛
  小結
第九章 安政期における朝幕関係と海防掛
  はじめに
  1 プチャーチン来航以前の大坂湾防備
  2 プチャーチンの来航と大坂・京都の防備
  3 安政二年における大坂湾の海防計画
  4 安政期の朝幕関係と大坂湾防備
  5 安政五年における畿内近海の海防強化
  小結
終章 幕末・維新史の中の開国期
  1 将軍継嗣問題と海防掛
  2 「英断」と「衆議」をめぐる政治的対立
  3 開国の<経緯>とその<結果>