野村 正實/著 -- ノムラ,マサミ -- ミネルヴァ書房 -- 2014.11 -- 371.3

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 書庫A2層 371.3/ノ014 0115152811 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 学歴主義と労働社会
書名カナ ガクレキ シュギ ト ロウドウ シャカイ
副書名 高度成長と自営業の衰退がもたらしたもの
シリーズ名 MINERVA人文・社会科学叢書
著者 野村 正實 /著  
著者カナ ノムラ,マサミ
出版地 京都
出版者 ミネルヴァ書房
出版者カナ ミネルヴァ ショボウ
出版年 2014.11
ページ数 8,320p
大きさ 22cm
シリーズ名 MINERVA人文・社会科学叢書
シリーズ名カナ ミネルヴァ ジンブン シャカイ カガク ソウショ
叢書巻次 202
一般件名 学歴社会 , 労働問題-日本
内容紹介 「学歴社会」はいつ成立したのか。初期高専生である著者が、自らの経験に照らすとともに、丹念に文献を精査しつつ学歴社会成立の淵源をたどり、産業構造・就業構造の変化が学校と社会に及ぼした影響を分析する。
NDC分類(9版) 371.3
ISBN 4-623-07211-8
ISBN13桁 978-4-623-07211-8
定価 ¥5000

目次

序章 本書の課題と主張
  1 「労働問題研究」における学校理解
  2 「学校から職業へ」の研究
  3 学歴主義研究,学歴社会論
  4 本書の主張
  5 「学歴主義」「学歴社会」の定義
第1章 学歴社会成立にかんする通念
  1 中村正直訳『西国立志編』
  2 福沢諭吉『学問のすゝめ』の主張
  3 近世社会と明治社会
  4 学歴主義の異常な高まり?
  5 立身出世論と学歴主義論との融合
  6 小括
補論1 「労働市場」という用語
  1 「労働市場」という用語の歴史
  2 「労働」という言葉
第2章 学歴社会は「昭和初期」に成立したのか
  1 天野郁夫編『学歴主義の社会史』への関心
  2 天野編<1991>の内容
  3 丹波篠山と遠州横須賀の類似点
  4 私の中学生時代
  5 進学先の決定
  6 沼津高専での学生生活と中退
  7 高専中退後
  8 郡部における学歴社会の成立と未成立
  9 学校の類型
第3章 学歴主義の局地的成立(男性)と特定的成立(女性)
  1 男女別の学歴主義
  2 「文官試験試補及見習規則」とその背景
  3 「文官任用令」
  4 「文官試験試補及見習規則」と「文官任用令」の意義
  5 民間大会社における学歴と身分
  6 女性官吏
  7 男性学歴主義の局地的成立
  8 女性学歴主義の特定的成立
補論2 近代初期の学校制度
  1 男女別学の原則
  2 男子の学校
  3 女子の学校制度
補論3 逓信省の「雇」
  1 『逓信省年報』における呼称
  2 推測できるいくつかのこと
第4章 文官高等試験と女性
  1 秦<1983>の主張の論拠
  2 試験規則の変遷
  3 中学校と高等女学校
  4 「専門学校入学者検定」(専検)
  5 文官高等試験予備試験の受験資格
  6 戦前の法律における性差別
  7 1918年「高等試験令」
  8 女性の高等官への任用を否定する論理
  9 小括
第5章 自営業の衰退がもたらしたもの
  1 自営業への注目
  2 都市雑業層論
  3 隅谷三喜男による「都市雑業層」概念の提起
  4 二重構造論
  5 自営業の理解
  6 二重構造と経済発展
  7 自営業の衰退と学歴主義
補論4 菅山真次『「就社」社会の誕生』の検討
  1 菅山<2011>の内容
  2 全体にかかわるコメント
  3 第4章における菅山の主張
  4 おわりに
第6章 資格制度と学歴主義
  1 近代ドイツ=「資格社会」論
  2 日本における職業資格
  3 下方に展開しなかった日本の資格
  4 技能検定=技能士
  5 「資格社会」論からみる日本