奥村 典子/著 -- オクムラ,ノリコ -- 六花出版 -- 2014.10 -- 379.9

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 書庫A2層 379.9/オ014 0115359390 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 動員される母親たち
書名カナ ドウイン サレル ハハオヤタチ
副書名 戦時下における家庭教育振興政策
著者 奥村 典子 /著  
著者カナ オクムラ,ノリコ
出版地 東京
出版者 六花出版
出版者カナ リッカ シュッパン
出版年 2014.10
ページ数 9,283p
大きさ 22cm
一般件名 家庭教育-歴史 , 太平洋戦争(1941〜1945)
内容紹介 体制側が構想する家庭教育の内実と、その構想を実現させるための運用(基盤形成)の実態というふたつの枠組みを柱に、1930〜1945年の間に展開した家庭教育振興政策という社会的事象の特質を明らかにする。
NDC分類(9版) 379.9
ISBN 4-905421-69-6
ISBN13桁 978-4-905421-69-6
定価 ¥4000

目次

序章
  第一節 問題の所在と課題意識
  第二節 先行研究の検討
  第三節 本研究の課題と構成
Ⅰ 家庭教育振興政策の開始と「教学刷新」への移行
はじめに
第一章 家庭教育振興政策における「学校教育一任の傾向」の問題
  第一節 文部省訓令「家庭教育振興ニ関スル件」公布の目的
  第二節 一九三〇年代における家庭教育振興政策の動向
  第三節 ジャーナリズムにおける教育関係者の家庭教育認識の動向
第二章 家庭教育振興事業の実施とその行き詰まり
  第一節 文部省主催「母の講座」の開催状況
  第二節 講義内容の動向
  第三節 文部省主催「母の講座」の末路
小括
Ⅱ 総力戦体制下での家庭教育振興政策の動向
はじめに
第三章 戦時下家庭教育振興政策の展開
  第一節 家庭における錬成の登場
  第二節 戦時動員の本格化と家庭における錬成の変質
  第三節 家庭における社会教育機能の消失
  第四節 戦争末期における家庭教育の統制とその末路
第四章 講座方式による戦時下家庭教育振興事業の展開
  第一節 「家庭教育指導者講習協議会」ならびに「家庭教育講座」の開催状況
  第二節 「母の講座」の開催状況
  第三節 「母親学級」の開催状況
  第四節 講座方式を用いた戦時下家庭教育振興事業が母親の動員に与えた影響
第五章 戦時下における小学校「母の会」の展開
  第一節 小学校「母の会」が母親の動員に与えた影響
  第二節 文部省による小学校「母の会」の設置奨励
  第三節 自治体後援による「聯合母の会」の組織化の動き
  第四節 国民学校「母の会」の活動状況
  第五節 小学校「母の会」の設置の意味
第六章 地域組織の統制と「婦人」の動員
  第一節 地域組織の統制が家庭教育振興政策に及ぼした影響の検討
  第二節 町会制度の整備と町会事業の拡大の動き
  第三節 教員の隣組・常会への参加
  第四節 大日本婦人会の発足と「婦人常会」の動向
小括
結章
  1.家庭教育の構想とその末路
  2.基盤形成の実態とその隘路
  3.戦後の動きと残された課題