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  • 著者
    千葉昇
ハイライト

南 相旭/著 -- ナム,サンウク -- 彩流社 -- 2014.5 -- 910.268

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 書庫A1層 910.2/ミ014 0115095226 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 三島由紀夫における「アメリカ」
書名カナ ミシマ ユキオ ニ オケル アメリカ
著者 南 相旭 /著  
著者カナ ナム,サンウク
出版地 東京
出版者 彩流社
出版者カナ サイリュウシャ
出版年 2014.5
ページ数 326p
大きさ 20cm
一般件名 アメリカ合衆国
内容紹介 若き韓国の研究者が、隣国から見た三島由紀夫の「アメリカ」とは? 三島由紀夫の小説作品にあらわれるアメリカ表象の分析を通じて、戦後日本文学における「アメリカ」という問題を把握し、考察する。
NDC分類(9版) 910.268
ISBN 4-7791-1983-5
ISBN13桁 978-4-7791-1983-5
定価 ¥2800

目次

序章 三島由紀夫と「アメリカ」
  第一節 三島由紀夫の「日本」から離れて
  第二節 三島由紀夫の生涯における「アメリカ」と三島研究における「アメリカ」
  第三節 戦後日本文学と「アメリカ」-三島由紀夫の「アメリカ」の不在
  第四節 本書の方法と意義
第一章 「花ざかりの森」における「アメリカ」-「貴族の瞳」から眺められる「アメリカ」と「アメリカ」の「日本」
  第一節 「日本」を表象する物語としての「花ざかりの森」のなかの「アメリカ」
  第二節 「母」における文化的アイデンティティの意味-「当世の女」の文化としての「アメリカ」と貴族階級の女性の文化
  第三節 「わたし」の「アメリカ」批判の下にあるもの-ヨーロッパ中心主義
  第四節 「近代」の伝播者としての「アメリカ」
第二章 『金閣寺』における「アメリカ」-占領期の「アメリカ」表象という問題
  第一節 三島由紀夫の「美」の物語から「占領」を語る物語へ
  第二節 おくれて着く「進駐軍の検閲の印」の手紙-「検閲」に対する三島の認識
  第三節 占領後に「占領」を語ることの難しさ-「江口初女覚書」と「鍵のかかる部屋」における「アメリカ」を中心として
  第四節 「日本文化」を表象する「アメリカ」
  第五節 占領軍の「暴力」を表象すること
  第六節 日本人における「自然」を破壊する「アメリカ」
第三章 『鏡子の家』における「アメリカ」-「日本」のなかの「アメリカ」から「日本」の外の「アメリカ」へ
  第一節 占領の「あと」に残る「アメリカ」
  第二節 「復興」を意味づける「焼跡」という記憶
  第三節 新しい「法」の提供者としての「アメリカ」と「鏡子の家」
  第四節 「進駐軍払下の各種の娯楽」の文化としての「アメリカ」
  第五節 「日本」を正当化する「アメリカ」、「日本」の外にある「アメリカ」
第四章 『美しい星』における「アメリカ」-米軍基地の「跡」としての「日本」に残された「アメリカ」
  第一節 安保闘争の後、核戦争の危機のなかの「アメリカ」
  第二節 米軍基地の「あと」に残された「アメリカ」
  第三節 「核」とアメリカ-「人間」概念に変化をもたらす存在
  第四節 「アメリカ的生活様式」と「平和」
第五章 『音楽』における「アメリカ」-「精神分析」を通して変わっていく「アメリカ」と「日本」
  第一節 「精神分析」の『音楽』から『音楽』の「精神分析」の向こうへ
  第二節 「高度発展」という名の「アメリカ化」を支える「精神分析医」
  第三節 占領期の体験による「日本人」から「精神分析」が創る「日本人」へ
  第四節 「精神分析」を通して見えてくる「アメリカ」
  第五節 「近代」という名の下で見失われる「アメリカ」
  第六節 「アメリカ」化される「日本」の外部としての「山谷」という「現実」
終章 三島由紀夫の「アメリカ」から見えてくるもの-「文化」への問いかけから見えてくる「人間」の在り方