土屋 敦/著 -- ツチヤ,アツシ -- 勁草書房 -- 2014.1 -- 369.43

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 書庫A3層 369.4/ツ014 0115150724 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル はじき出された子どもたち
書名カナ ハジキダサレタ コドモタチ
副書名 社会的養護児童と「家庭」概念の歴史社会学
著者 土屋 敦 /著  
著者カナ ツチヤ,アツシ
出版地 東京
出版者 勁草書房
出版者カナ ケイソウ ショボウ
出版年 2014.1
ページ数 7,265,43p
大きさ 22cm
一般件名 社会的養護-歴史
内容紹介 児童福祉施設という制度は、家族、児童をどう定義化してきたのか。社会的養護児童をめぐる枠組みの変容過程を、敗戦後から1970年代後半まで「家族」「母子関係」をめぐって展開された議論のなかから描き出す。
NDC分類(9版) 369.43
ISBN 4-326-60263-6
ISBN13桁 978-4-326-60263-6
定価 ¥4000

目次

第一章 「保護されるべき子ども」をめぐる視座
  第一節 問題の所在
  第二節 戦前期の孤児施設と敗戦後の社会的養護問題
  第三節 概念整理および時期区分
  第四節 孤児・捨児研究の系譜
  第五節 孤児・捨児問題から現代児童問題へのミッシング・リンク
  第六節 分析資料と分析図式
第二章 浮浪児に対する施設保護の進展と「鑑別機関」の形成
  第一節 「家庭のない児童」に対する逸脱規範と児童精神医学
  第二節 浮浪児たちの居場所
  第三節 浮浪児問題と「ブロークン・ホーム」概念、「精神薄弱児」問題の結びつき
  第四節 浮浪児保護と施設収容の媒介機関の形成
  第五節 児童相談所における児童の振り分け過程
  第六節 児童の鑑別および分類収容のその後の展開
第三章 ホスピタリズム問題の興隆と里親委託の促進
  第一節 ホスピタリズムと家族の歴史政治学
  第二節 ホスピタリズムをめぐる概念の整理
  第三節 「小児科学的ホスピタリズム」をめぐる論考
  第四節 「児童心理学的ホスピタリズム」論の興隆
  第五節 施設養護と里親委託の間で
  第六節 ホスピタリズム問題のその後の展開
第四章 高度経済成長期における社会的養護問題の変容と「新しい児童問題」の興隆
  第一節 少産少死社会への移行期における「新しい児童問題」の興隆
  第二節 社会的養護が必要な児童は「減少している」
  第三節 社会的養護を必要とする児童は「増加している」
  第四節 高度経済成長期における「家庭の危機論」と社会的養護問題の再編
  第五節 「児童虐待問題」時代への離陸過程とその後の展開
第五章 はじき出された子どもたち
  第一節 劣悪な家庭環境からの「避難場所」としての施設保護問題
  第二節 「家庭のない児童」に対する「医療化」の進展とフロイト主義の呪縛
  第三節 「社会病理」と「家族病理」
  第四節 おわりに