笠嶋 忠幸/著 -- カサシマ,タダユキ -- 笠間書院 -- 2013.10 -- 728.21

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 書庫A5層 728.2/カ013 0115043408 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 日本美術における「書」の造形史
書名カナ ニホン ビジュツ ニ オケル ショ ノ ゾウケイシ
著者 笠嶋 忠幸 /著  
著者カナ カサシマ,タダユキ
出版地 東京
出版者 笠間書院
出版者カナ カサマ ショイン
出版年 2013.10
ページ数 6,311,9p 図版12p
大きさ 23cm
一般件名 書道-日本
内容紹介 日本美術史上に取り上げられてきた「書」作品を例題に、その造形を分析。そこに見られる工夫や表現、意識、書き手の創意のあり方を具体的に考察し、今までにない新たな視点で「書」の歴史を提示する。
NDC分類(9版) 728.21
ISBN 4-305-70709-3
ISBN13桁 978-4-305-70709-3
定価 ¥2800

目次

序章 「書」の世界をめぐる本書の視座
第一章 書法の継承と創意の芽生え
  一 虚構の世界の能書観
  二 自筆の価値と能書の活動
  三 中国書法の受容と和様への変容
  四 道風時代の造形意識と創意
第二章 平安時代の仮名古筆における表象的特質と諸問題
  一 「高野切」の伝来と研究史
  二 「高野切第一種」の特質
  三 三種類の書風に共通する様式的特徴について
  四 筆跡の近似性をどのように判断するか
第三章 文字造形の変容とその意味
  一 「異文」の発生について
  二 「信貴山縁起絵巻」の概要と、詞書「やまと」の文字の再検討
  三 「やまと」に関わる研究史と問題点
  四 「やまと」の改変と制作地問題
  五 詞書の書風について
第四章 書表現にみる造形意識と遊戯性
  一 上代の文字表現における造形意識
  二 書表現の中の制作意識と空海説話
  三 中世における書表現の遊戯性について
第五章 散らし書き表現の展開
  一 行書きと散らし書き
  二 三色紙の特質
  三 散らし書きの伝統と型
  四 散らし書きのダイナミズム
第六章 近世における能書活動と制作意識
  一 烏丸光廣の書風に関する認識
  二 書風の変遷について
  三 光廣の能書活動を取り巻く環境
  四 俊成、西行の書風の受容と書き分けについて
  五 伊勢物語絵と光廣
  六 光廣と宗達「伊勢物語図色紙」
第七章 書と水墨表現
  一 鈴木大拙と禅画
  二 現代書の最前線と一九五二年の『墨美』
  三 抽象表現への思索-仙厓「○△□」・手島右卿「吟月」
  四 墨蹟への憧憬-豪潮の淡墨表現を手がかりに
  五 書作における引用と編集
  六 水墨表現との融合-「象書」の実像
  七 墨蹟の評価を支えた背景
終章 日本美術の研究における「書」の位置