北野 裕子/著 -- キタノ,ユウコ -- 新評論 -- 2013.10 -- 586.42162

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 書庫A5層 586.4/キ013 0115036121 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 生き続ける300年の織りモノづくり
書名カナ イキツズケル サンビャクネン ノ オリモノズクリ
副書名 京都府北部・丹後ちりめん業の歩みから
著者 北野 裕子 /著  
著者カナ キタノ,ユウコ
出版地 東京
出版者 新評論
出版者カナ シンヒョウロン
出版年 2013.10
ページ数 11,240p
大きさ 22cm
一般件名 縮緬-歴史
内容紹介 江戸時代から今日まで継承され、今なお日本最大の絹織物産地である京都府北部・丹後のちりめん業を取り上げ、「モノづくり」という生産者の視点から、地域を支える産業として生き続けている要因とその特徴を明らかにする。
NDC分類(9版) 586.42162
ISBN 4-7948-0953-7
ISBN13桁 978-4-7948-0953-7
定価 ¥4000

目次

序章 近代繊維産業とモノづくり
  1 課題と現状
  2 近代繊維産業史研究の動向
  3 視角と方法-「モノづくり」という視点
  4 研究分析の対象-丹後縮緬業
  5 本書の構成
第1章 丹後縮緬業の概観
  1 発展の内的要因
  2 縮緬業の導入-古墳時代〜江戸時代
  3 混乱の時代-幕末・明治前期
  4 地域間競争の時代-明治後期
  5 協同の時代へ-大正・昭和戦前期
  6 縮緬=地域イノベーションの集積
第2章 明治期における多種化
  1 縮緬の種類
  2 江戸時代の丹後縮緬-織り始めの縮緬
  3 明治前期の丹後縮緬-糸の材質における工夫
  4 明治中期の丹後縮緬-ジャカード機の導入と紋縮緬
  5 明治後期の丹後縮緬-生地見本帖「橋立」の分析
  6 西洋技術の段階的導入による多種化
第3章 粗製濫造問題の内実
  1 粗製濫造とは
  2 幕末・明治維新・明治前期の粗製濫造問題
  3 明治中期(20年代)の粗製濫造問題
  4 明治後期(30年代)の粗製濫造問題
  5 変遷する粗製濫造問題
第4章 ブランドの誕生
  1 ブランドとは
  2 絹織物のブランド事情
  3 江戸時代のブランド化
  4 近代のブランド化
  5 ブランドは「信用」の証
第5章 大正・昭和の機業場で働いた女たち
  1 織物業は女工哀史か
  2 分析資料に関する考察
  3 働く女と男の実態Ⅰ
  4 働く女と男の実態Ⅱ
  5 女工哀史像の見直し
第6章 昭和恐慌下の需要拡大
  1 昭和恐慌像の形成
  2 恐慌前夜の状況
  3 世界恐慌・金解禁・昭和恐慌下の状況
  4 拡大する需要の要因
  5 重層的な昭和恐慌像の提案
第7章 丹後機業と京都老舗糸商のベトナム進出
  1 生産量の減少と高齢化問題
  2 国による生糸の輸入規制
  3 国を超えた規制の撤廃
  4 ベトナムでの縮緬と絹糸づくり
  5 現地ベトナム工場の実態
  6 産業政策の矛盾を越えるグローバル化
終章 近代繊維産業から縮小社会のモノづくりへ
  1 近代繊維産業としての丹後縮緬のモノづくり
  2 新たな縮小社会のモノづくりへ