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  • 著者
    加藤晴久
ハイライト

志茂 碩敏/著 -- シモ,ヒロトシ -- 東京大学出版会 -- 2013.6 -- 222.6

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 書庫B2層 222.6/シ013 /正 0114988397 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル モンゴル帝国史研究正篇
書名カナ モンゴル テイコクシ ケンキュウ セイヘン
副書名 中央ユーラシア遊牧諸政権の国家構造
著者 志茂 碩敏 /著  
著者カナ シモ,ヒロトシ
出版地 東京
出版者 東京大学出版会
出版者カナ トウキョウ ダイガク シュッパンカイ
出版年 2013.6
ページ数 27,1045,26p
大きさ 22cm
一般件名 モンゴル-歴史
内容紹介 モンゴル帝国史研究上、決定的に重要なペルシア語史書を統轄的に検証し直し、モンゴル帝国の基本的な国家構造を具体的に明らかにすると共に、従来の中央ユーラシア遊牧国家史研究を根底から構築し直す。
NDC分類(9版) 222.6
ISBN 4-13-021077-5
ISBN13桁 978-4-13-021077-5
定価 ¥26000

目次

本書の眼目
  一 モンゴル帝国の国名「イェケ・モンゴル・ウルス」の意味
  二 モンゴル語術語yekeのペルシア語訳語buzurgについて
序章 糺すべき根本的な誤り
  一 『モンゴル史』編纂の経緯
  二 『モンゴル史』の『集史』「モンゴル史」への改編
  三 術語buzurg,amīr-i buzurg,noukar
  四 十九世紀以来のモンゴル帝国史研究
  五 「“野蛮で未開のモンゴル遊牧民”と“開化した定住民”」の実態
  六 結語
第一部 『モンゴル史』と『集史』「モンゴル史」
はじめに
第一章 I(イスタンブル)写本とT(テヘラン)写本
  一 I写本の跋文
  二 I写本、T写本の『モンゴル史』序文と「モンゴル史」本編の記事
  三 I写本、T写本と他写本との関係
第二章 I写本を基準とするT写本以下の諸写本の変化
  一 各品詞の増補と削除
  二 固有名詞の綴り字の訂正、語句の言い換え、語順の入れ替え
  三 綴り字の変化
  四 I写本を基準とするT写本・IN写本のみの変化と、L1写本の綴り字その他について
第三章 I写本における不整合等のT写本における調整
  一 『集史』第一部第二巻第二章という標題
  二 個々の「部族史」の目次の記載順序と本文の配列順序
  三 「ケレイト部族史」ドンガイト氏族の項とトマウト氏族の項のI写本、T写本における記事内容の入れ替わり
  四 「チンギス紀」第三章「チンギス・カンの行動の年次別要約」中に見られる記事内容の入れ替わり
  五 記事を分割しての新たな標題の設定
  六 「殺された息子の話」の調整
  七 「ウイグル部族史」結語の処理
  八 フレグの遠征参加者の名の調整
  九 「ウリャンカン部族史」の錯簡の調整
第四章 I写本の系図記事のT写本における改変
  一 「ドブン・バヤン、アラン・ゴア紀」
  二 アラン・ゴアが光に感じて生んだ息子達
  三 「ボドンチャル紀」
  四 「ドトム・マナン紀」
  五 「カイド・ハン紀」
  六 「バイ・サンクル紀」
  七 「トンバナ・ハン紀」
  八 「カブル・ハン紀」
  九 「バルタン・バアトル紀」
第五章 I写本の長文記事のT写本における削除
  一 王族、部将に対する称号・名・記事の削除と付与
  二 オルジェイト・カンにとって都合の悪い話の削除
  三 チンギス家本流の記事を強調し、明瞭にするための強大部族の記事削除
  四 整合性を保つための削除
第一部の総括と第二部への展望
  一 『モンゴル史』と『集史』「モンゴル史」の史料的価値
  二 I写本の傑出した史料的価値
第二部 モンゴル帝国遊牧諸部族の「御家人」達
はじめに
第一章 チンギス家譜代の家人の家系の諸部族
  一 ジャライル部族
  一 「譜代家人」(ötegü boqol)について
  二 ジャライル部族諸系統の「御家人」達の地位、職掌とチンギス家との姻戚関係
  二 バヤウト部族
  三 コンゴタン部族
第二章 チンギス・カンの先祖の時代以来の諸部族
  一 アルラト部族
  二 ウリャンカン部族
  三 スニト部族
  四 フウシン部族
  五 森のウリャンカン部族
  六 ノクズ部族
  七 キヤト部族
  八 バルラス部族
第三章 敵対者のもとから早期に来降した諸部族
  一 スルドス部族
  二 マングト部族
  三 バアリン部族
  四 スカヌウト部族(バアリン部族の分族)
  五 オロナル(オロナウト・カルクヌウト)部族
第四章 譜代の姻族とその親縁部族
  一 コンギラト部族とその分族
  二 コルラウト部族
  三 バルクト部族
第五章 戦わずに来降した諸部族
  一 オイラト部族
  二 ウイグル部族
  三 オングト部族
  四 バクリン部族
第六章 養子の家系の諸部族
  一 タタル部族
  二 タングト部族
第七章 敵対した諸部族
  一 ケレイト部族
  二 ベスト部族
  三 ドルベン部族
  四 ナイマン部族
  五 メルキト部族
  六 ジャジラト(ジュルヤト)部族
  七 ウルウト部族
  八 サルジウト部族
  九 キプチャク部族
第八章 その他、情報の乏しい諸部族
  一 イルドルキン部族
  二 アダルキン部族
  三 シジウト部族
  四 キンキト部族
  五 タムガリク部族
  六 ヒタイ部族
  七 カラヒタイ部族
  八 ジョルジャ部族
  九 カルルク部族
第九章 『モンゴル史』におけるガザン・カンの口述の核心
  一 モンゴル帝国の基本的な国家構造
  二 『モンゴル史』にこめられたガザン・カンの強い訴え
結語 第一部、第二部の総括
第三部 中央ユーラシア遊牧国家史研究上の究極の課題
  一 従来の諸研究の根本的な誤り
  二 現在に至るまでの研究状況と問題点
  三 中央ユーラシアの遊牧国家とその継承国家の再検証
結語